ミャンマー人が日本企業にフィットしやすいのは、こうした価値観が日本人の好みにピッタリ合うからなのです。
バングラデシュ人にはなぜ
「超親日」の人が多いのか?
「親日国」と聞いて、みなさんはどの国を思い浮かべますか?台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーといった国をあげる方が多いかもしれません。ただ、こうした国に負けないくらいの親日国があります。それはバングラデシュです。
千葉祐大著、Yukoイラスト
以前、JETROがダッカ市内の大学生に行ったアンケートでも、日本は「重要な国」「好きな国」「訪れたい国」「学びたい言語」のすべての項目で、上位1~3位にランクインしました。じつはバングラデシュは、親日を上回る「超親日」の国なんです。
1971年にパキスタンから独立した際、西側諸国の中でいち早く独立を承認したのが日本だった、というのが1番の理由です。また、度重なる災害に見舞われたときに、日本が多額の援助をしてくれたことを、バングラデシュの人たちはよく覚えています。日本に対する感謝の気持ちを、いまだに多くの人が持っているのです。
近年、日本を目指すバングラデシュの若者が着実に増えてきました。留学生の数はアメリカ人やタイ人を上回り、すでに全体で9番目の多さです。これまでの日本とのかかわりをふまえると、今後さらに日本を目指すバングラデシュ人が増えてくるのは間違いないでしょう。