1億円以上稼ぐ取締役1109人の実名! 上場3935社「年収1億円以上幹部」ランキング#4

実は日本の上場企業には「年収1億円以上」のビジネスパーソンが1109人もいる。果たして、どんな顔触れなのだろうか?報酬が諸外国に比べて低過ぎるという指摘もあるだけに、年収が高いこと自体は批判されるべきではないだろう。ただ、業績や株式市場からの評価が振るわないにもかかわらず、1億円ももらっているのであれば、従業員や株主は心穏やかではいられないかもしれない。そこで、ダイヤモンド編集部では上場企業3935社を対象に、年収1億円以上の経営陣を調査、業界ごとに実名でのランキングを作成した。特集『1億円以上稼ぐ取締役1109人の実名!上場3935社「年収1億円以上幹部」ランキング』(全24回)の#4では、サービス業界の報酬ランキングを掲載する。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

サービス業界は年収1億円以上が59人!
人材、広告、コンサルの幹部年収は?

 リクルートホールディングス(HD)や電通グループ、楽天グループ、さらに国内コンサルティング企業の幹部は、どれくらいの年収をもらっているのだろうか?

 一般的に「サービス業界」といえば、小売業などを思い浮かべる人もいるだろうが、東京証券取引所の業種分類でいう「サービス」には人材や広告、情報、IT系などさまざまな企業が属している。就職先として人気が高い企業も多い。

 そんなサービス業界で「年収1億円以上」の経営幹部はどれほどいて、どんな顔触れなのだろうか?

 ダイヤモンド編集部では、経営トップの会長、社長のみならず年収1億円以上の役員を対象に、高額な年収を受け取っている人物を業界別に集計した。1社から複数人が記載される場合もある。また、本特集では高収入を単純に批判する狙いはない。ランキングには、年収額に合わせて、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、時価総額も掲載しているので、それらに「見合う年収」を得ているかの参考にしてほしい。

 集計の結果、サービス業界で年収1億円以上は58人いることが判明した。全業界の平均が33.6人だから、倍近く、トップの年収は9.17億円だった。

 ここまでに挙げた企業のほかに、リゾートトラスト、ベイカレント、シグマクシス・ホールディングス(HD)、日本管財ホールディングス、共立メンテナンス、パソナグループ、ディップ、セプテーニ・ホールディングス、ベクトル、パーソルホールディングス、テイクアンドギヴ・ニーズ、MIXI、M&Aキャピタルパートナーズ、カカクコム、ぴあといった企業の幹部たちは、幾らもらっているのだろうか。上場企業全業界の平均と比較して水準は高いのだろうか。次ページで実名と共に一挙に見ていこう。