
そしてこの利益を出し続けている会社なら、「株を買いたい」という人が増えていくのですね。

はい、株の数には限りがあるので、買いたい人が多くなると値段すなわち株価が上昇していきます。会社の利益が増え、配当も増えていくと、「ちょっと高くても株を買いたい」という人も出てきて、さらに株価が上がっていきます。

株価が上がった時に売れば…。

そう、それでも儲かります。例えば株価100円の時に買った人が、株価が200円まで上がった時に売ると、100円の儲けになりますね。株は配当をもらって儲けるほかに、売却した時の差額も利益になります。

配当だけではなくて、こうした値上がり益も狙って、「1度で2度おいしい」みたいな株を買いたいですね。
銀行には1万円預けても利子20円…
インフレ時代には「増える資産」を選ぼう

では次に進みます。パート2では、「なぜ株がいいのか?」という話をします。

たしかに、投資先は株だけではなくて、他にもいろいろありますしね。

はい、まずはここに株を含めたいろいろな資産を挙げてみました。それらを「増えない・微増」と「増える」という大きく2つに分けています。

なるほど、左の預貯金、これは銀行に預けるということですが、それだとほとんど増えないですからね。

銀行にお金を預けておいても利子をもらえるのですが、その利率は大手銀行で0.2%ほど。具体的には、1万円預けて20円の利子がもらえます。

増えない、とはいわないですが、本当に微々たるものですよね。
タンス預金は家に置いておくということですが、これは当然増えない。

一方で、右側の株や金、不動産、債券などは取引価格がアップしたり配当などがもらえるので「増える」資産です。

昨今の物価上昇、つまりインフレを考慮すると、やはりこうした増える資産に投資しないと今後が心配ですよね。

お金をそのまま持ち続けるだけだと、モノやサービスの値段が上がったら、お金の価値が目減りしてしまうわけですからね。
そこで次のスライドで、一般的にインフレに強いといわれる資産である不動産、金、株のそれぞれの特徴を見ていきます。
【※この記事の続きはこちら】
⇒「この理由なら株やるな!」 株式投資に相応しくない“目的”ってどんなもの?【株の学校 第1回:その2】
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