いや、安すぎん?開成合格した「節約家庭」の中学受験費用が異次元だった!写真はイメージです Photo:PIXTA

家族の時間や睡眠時間も犠牲にせず、コストも抑えて効率的に中学受験に取り組み、男子御三家である開成中学に息子を合格させた人気ブロガー・オトクサ。「難関校は塾なしでは厳しい」という常識を覆した、オトクサ流「勉強指導法」とは?※本稿は、オトクサ、小日向えぴこ『通塾なしで開成合格!中学受験おうち勉強法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

中学受験にかかった
費用の合計は?

 長男の中学受験にかかった費用を振り返ってみたところ、合計で約50万円程度でした。あくまでもWEB等の情報を参考とした計算ではありますが、小学4年生から通塾を始めた一般的な中学受験生と比較すると300万円程度抑えることができたのではないでしょうか。

 オトクサ家の場合、通常授業や通信教育、家庭教師にかかる費用はゼロですが、模試や問題集等への出費が多くなっています。また、早稲田アカデミーのNN開成コース(お盆・後期・そっくり模試)を受講した金額が約30万円で、受験費用の半分以上を占めていますが、これは必要経費だったと割り切っています。

 意外に見落としがちなのは、通塾に伴う交通費やお弁当や送り迎え時の外食などの食事代です。

〈費用を抑える勉強方法〉

1.新品教材は最低限にする
●時事問題集だけは必ず最新を、複数出版社分解く
●過去問は、たった1年分のために最新にこだわる必要なし(最新はWEBでも見られるのでチェック)
●兄・姉や年上友人が使用していた問題集を使用する

2.メルカリを上手に活用する
●解答の書き込みさえなければ、色褪せていても、折れていても、メモも気にしない。
●2月、3月は比較的安いので、使用予定があるものは先行購入してしまう
●有料模試、塾オリジナルテキストを自宅教材として購入する

3.無料コンテンツを効果的に活用する
●新規単元のインプットにYouTubeを活用する
●さまざまな塾の無料模試を活用する
●各塾の無料WEB 講座(特に模試解説)を活用する