全体構成・難易度・過去や他塾模試との違いなんて知っても、何か行動に移すわけではないからです。もちろん、子どもの勉強に活かせるご家庭が分析しているのだと思いますが、オトクサは問題用紙を見ることはありません。子供が解説を読んでも理解できなかった問題を一緒に考えることが自分の役割だからです。
2種類の動画を見ることで
抜け漏れを防ぐことができる
話は通塾なしに戻り「(2)4教科すべてを自宅で教えることは難しい」について。これは、確かに難しいです。そもそもプロの塾先生と比べたら、親の教え方は天と地ほど違うでしょう。だからプロの塾先生に教えてもらえばいいんです。YouTubeにはプロの塾先生や専門家による役立つ動画が数多くあります。
ただし、いきなりYouTubeを見るということはありません。まずは教科書でインプットして、その後動画を見ることで「あぁそういうことだったんだぁ」と理解できるんだと思っています。また、少なくとも同じ単元について2種類の動画を見ることで、抜け漏れを排除できます。「中学受験 理科 太陽の動き」というように、その単元名を検索するだけで多くヒットするので、試しに検索してみてください。
また、中学受験においては、特に算数は教えるのが難しいと言われます。なぜなら、お父さんお母さんが受験した30年前ほどと比較して、思考問題が増え、難化しているからです。
30年前の開成中の入試レベルが偏差値50の学校で出題されているほどです。
さらにこれらの問題は、「数学」ではありません。中学受験特有の「特殊算」は親でも理解するのが難しいと言われています。
ただ、本当にそうでしょうか?実際やってみるとそんなことなかったというのが実感です。
これは決してオトクサは頭がいいと言っているわけではありませんからね。私も難しい問題は解けません。ただし、解説が数字だけではなく、わかりやすく文章でも説明のある問題集であれば、子どもに説明することはできるということです。