メタンガス爆発事故現場に近い…
ソーラーパネルの設置位置
このメタンガスが検知されたのは、万博会場の西側「グリーンワールド工区」。会場マップで見ると「フューチャーライフゾーン」にあたる。ここは実は昨年3月に爆発事故が起きている。
《2024年3月28日(木曜日)10:55頃、グリーンワールド(GW)工区の屋外イベント広場横、東側のトイレ1階で、溶接作業中に発生した火花が、配管ピット内に溜まったメタンガスに引火したことにより、1階床などが破損しました。この事故による、けが人はありません》(EXPO2025公式サイト お知らせ 24年5月22日)
実際に爆発事故も起きて、つい最近も引火する濃度が検知されている。つまり、会場西側のフューチャーライフゾーンというのはかなり高い確率の「メタンガス引火リスク」があるということだ。
そして、万博会場の地図を見ていただきたい(下画像)。フューチャーライフゾーン(画像左、黄緑色)の右上、「風の広場マーケットプレイス」に隣接する形で、細長い四角が無数に並んでいるエリアがあるだろう。万博オフィシャルマップにはなんの説明もされていないが、実はそこが夢洲メガソーラーである。

そしてもうひとつ看過できない「事実」が、この夢洲が海に浮かぶ埋立地がゆえ、「海から吹く風が強い」ということだ。万博公式サイトにも「現在の万博会場は西風が強く」とある。
最近多い山火事を見てもわかるように、「強い風」は延焼拡大の要因である「飛び火」を発生させてしまう。もし仮にフューチャーライフゾーンでメタンガスが引火して、爆発や火災が起きてしまった際、いつものように海から強い西風が吹いていたら、「飛び火」が向かうのはフューチャーライフゾーン東側、そこには、メガソーラーが広がっているのだ。
この位置関係こそが、私が「メガソーラー火災」を心配している理由だ。