自分の部屋は、自分の趣味が詰まっているわけですから、下手をすると勉強せずにどんどん時間が過ぎていってしまいます。
そうならないためには、あえてドアを開けっ放しにしておくことが有効。「監視の目」を意識することがサボりの防止に役立ちます。
勉強をするスペースは
複数持ったほうがよい
自室など同じ場所ばかりで勉強していたら、集中力が切れてやる気が湧かないということも起こります。その問題を解決するためには、勉強できるスペースを複数持っておくことが大切です。集中できないときは場所を移動することで頭の切り替えができます。
私は先述したリビングや自室、学校の自習スペースに加えて、図書館の勉強スペースを利用していました。ここでも「監視の目」を意識するのが重要で、図書館にいかにも受験生だとわかるような格好で行くことで、
「まわりの受験生はちゃんと勉強しているのに、スマホばっかりいじってるって思われたら嫌だな」
「まわりの子たちより長く勉強しないと勝てないぞ」
という気持ちが働きます。そうすると、周囲の目が気になってサボりにくくなります。
自分のメンタルを「勉強するしかない」という方向に追い込んでいくという意味で、環境というものはとても大切なのです。
入試の場合、勉強の場所としては、学校の自習スペースも使えますが、どうしても仲のいい友だちがいたときに何をしているのか気になったり、思わず長話をしてしまったりするので、気が散ってしまいやすい人はやめておいたほうがいいでしょう。
「机の片付け」によって
貴重な集中力を使うな
いざ勉強しようとしたときに「机が散らかってるな……」と気になり、机の上の片付けから始めるという人は少なくないでしょう。
しかし、これは本当に机が散らかっているのが気になっているというわけではなく、何となく「勉強したくない」という気持ちの表れであり、つまり現実逃避であることが多いと思います。少なくとも、勉強の前にわざわざ片付けをやる必要はないでしょう。