これらを万博オンラインチケットストアに一本化し、西ゲート入場券とセットで販売できなかったのだろうか。全てのチケットを一体化しなくても、そのようなセット券を選択しとして提示しておけば予約が必要(推奨)と伝わったはずだ。
オペレーションに不満はないが…
現在の「快適さ」を喜べないワケ
さて当日、筆者は新大阪駅午前7時32分発の電車で桜島駅に向かった。JRゆめ咲線は通常、桜島~西九条駅間の折り返し列車と大阪環状線への直通列車が運行されているが、万博期間中のみ新大阪駅発、大阪駅、ユニバーサルシティ駅のみ停車の「エキスポライナー」が運行されている。
桜島駅の到着は午前7時56分、8時過ぎにはシャトルバス乗り場に到着したが、乗れたのは8時30分だった。桜島駅のシャトルバスは8時10分から5分間隔で6つの乗り場から出発する。乗車定員80人で計算すると前に約2400人が並んでいた計算だが、実際には5分間隔で発車はできておらず、輸送力はもっと少ないように見えた。
バスは午前8時50分頃に西ゲートに到着した。13日は入場ゲートが混乱したと伝えられたが、18日の手荷物検査とチケット確認はスムーズで、9時20分過ぎに入場できた。入場後のことは深掘りしないが、結論から言えば、13日のニュースで見たような「地獄絵図」は全くなかった。飲食店や物販の行列も常識的な範囲だったし、休憩所、ベンチ、トイレなどの施設も不足は感じなかった。


では、万々歳、大成功かと言われると難しい。というのも、この「快適さ」は前提条件とは大きく異なる状況によって実現しているものだからだ。