某国パビリオンのレストランで
ホール係を担当

大阪・関西万博右奥に見えるのが「大屋根リング」 Photo by みやーんZZ

 名物の大屋根リングが見えて、「おおっ!」とテンションが上がる僕ら“スキマバイター”たち。さらに関係者しか通れないエリアを通過し、「パビリオンの裏側はこうなっているのか」と興味深く眺めていると10分ぐらいで職場に到着しました。裏口から入り、事務所で制服に着替えます。

 着替え後、社員さんからの業務説明がスタート。僕らはこの某国パビリオンのレストランでホール係をすることになりました。

 まずは50席ぐらいあるテーブルの番号を覚えるように指示され、テーブル表をじっくりチェック。「とにかくたくさんお客様がいらっしゃるので、料理やお酒をどんどんお出しして、空いた食器やグラスは片付ける。食事が済んだらテーブルをすぐ片付けて次のお客様を迎える状態にリセットしてほしい」という指示をいただきました。

 それから実際にレストランのホールに出て、ざっくりとしたテーブルのセット方法や食器の片付け先の説明を受け、実際の業務がスタートしました。

 去年、スキマバイトを始めるまでは飲食店未経験だった僕ですが、これまでにイタリアンレストランなどいくつかホール仕事は経験していたので、今回の仕事もだいたいイメージができています。社員さんも忙しそうですが、わからないことを聞くと嫌な顔せずに教えてくれるのでまずは一安心。習うより慣れろ精神でどんどん仕事をこなしていきます。

 レストラン入り口には常に行列ができており、お客様はどなたも3、40分ぐらいお待ちいただく状態でした。お客様がお帰りになったテーブルの食器を即座に片付け、テーブルを拭いてナイフやフォークをセットし、次のお客様をお迎えができるようにすることを最優先に進めました。