大学で人生を変えろ
――なるほど。あくまで「学ぶ」ということが大事なわけですね。一方で気になったのが、やはり就職面は厳しいということでしょうか。
びーやま:新卒では厳しいと思います。
ただ、無名大学でもなんでもコツコツ勉強ができる学生は最終的になんとかなります。
そういった学生は結局のところ環境に左右されずに自分を磨けるということなので、新卒採用では苦戦しても社会人になって数年後には楽しそうに活躍しているなんてことがザラにあります。
日本は学歴社会だなんだと言われますが、ちゃんと頑張って実力をつけた人は救済されるようにもなっていますからね。
もちろん、その後の人生で何度も学歴の壁にはぶつかるとは思いますが、コツコツ系の学生はそういった逆境も跳ね除けられると思います。
――よく理解できました。
びーやま:なので、そういった状況でも頑張れる人は無名大学でも進学していいでしょう。そうでないなら僕は反対です。
よく、こういった議論をすると「世の中の新卒採用は大卒が条件なんだからなにがなんでも大学くらい出ないとダメ」という意見もたまに耳にするのですが、それこそ理解できません。
別に高卒だって就職先はありますし、活躍している人はたくさんいます。しかも無名大学だったら学歴フィルターに引っかかりまくるわけです。得られる恩恵もそう多くないのに4年という時間と、何百万円というお金をかけるのが本当にいいことなのでしょうか。
――「大学にいくからには勉強」ということですね。
びーやま:そうです。「無名大学にいくような学生はそもそも勉強しない」ということもよく言われますが、そういった外野の声は無視して自分のことに専念です。
「大学で自分の人生を変える」くらいの気持ちで頑張ってほしいです。
――ありがとうございます。大変勉強になりました。
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。
高田ふーみん[協力]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退(現役合格)。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。