これは前述した小児性愛者の教師もインタビュー中に何度も言っていた。自分は確かに小学生が好きだが、それはいやらしい目で見ているのではなく、純粋に「かわいい」と思っているだけでアイドルを応援しているのと変わらないというのだ。だから、少女が嫌がる行為や、わいせつな行為などをしないと断言していた。

 ただ、インタビュー時はそう胸を張っていたこの人だが、数年後に懲戒免職された。女子児童の下着を盗んでいたことがバレたのだ。

 子どもが好きなだけで凶悪な犯罪をしているわけではない。小児性愛者の中には、そんな苦しい言い訳をしながら結局、欲望を抑えられずに子どもを傷つけてしまう者が少なくない。

 教育現場に潜む「変態教師」もそこは同じである。被害者を出してからでは遅い。教職者としての良心が残っているのならば一刻も早く職を辞して、専門機関などでカウンセリングを受けていただきたい。

(ノンフィクションライター 窪田順生)

児童を狙う「変態教師」は“学校の弱点”につけ込んだ…小児性愛者の教師が明かした「残酷すぎる本音」とは?