3.11の避難所で子どもが夜中に
『アンパンマーン!』と叫んだ
また、戸田さんはこんなことも聞かせてくれた。
「避難所で子どもが夜中に『アンパンマーン!』と叫び、大人たちは、アンパンマンは来ないと知っているので胸を痛めたそうなんです。それでも、なんだかみんな、その子どもの言葉に和んだという話を聞いて、嬉しいなぁと思いました」
できることをやった結果がアンパンマンを生み、人々の心の救済になった。そんな体験を、身をもって知っている戸田さんの『あんぱん』出演は必然だったのだろう。
「テレビアニメの『それいけ!アンパンマン』スタート時、初回の台本を読んでアンパンマンのセリフに涙しました。同様に、今回『あんぱん』の台本を手にしたときもうれしくて泣けてきました。こんなにも立派な正義のセリフをいただいて、とても幸せに思います」
