「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。

もう夏なのに大学受験のモチベーションが上がりません
――受験の天王山とも言われる夏が来ましたが、毎年モチベーションがなかなか上がらないという学生は多いように思います。どうするのがいいと思いますか?
びーやま氏(以下:びーやま):多いですよね。
僕も浪人生の夏は勉強をサボってしまった経験があるのでよくわかります。
学年が上がりたての春は誰もがモチベーションが高いのですが、数ヵ月も経つと慣れてきてしまうものです。
しかも、暑い日が続くと集中力も下がりますから、勉強が手につかないなんてことはあるあるです。
ですが、夏にどこまで成績を伸ばせるかは大きなポイントです。ここで、志望校のひとつ下のレベルまでを攻略できれば、かなり具体的に志望校合格が見えてきます。
ですから、勉強が大事なわけですが、そのコツは「モチベーションに依存しないこと」です。
モチベーションが上がらないのが悪いのではなく、そもそもモチベーションに頼らなくてもいい方法を考えましょう。
――どういうことでしょうか。詳しく教えてください。
びーやま:そもそも人間とは弱い生き物です。もともとできるわけでもない勉強をずっとコツコツ続けられるようにはできていません。なので仕組みで解決しましょう。
僕がおすすめしているのは、ちゃんと細かくのスケジュールを決めて勉強する方法です。
僕の場合は、浪人生のときに朝5時に起きて家を出て予備校の自習室で勉強するというルールにして勉強していました。
外に出れば二度寝もないですし、人の目もありますから勉強します。自分だけではどうにもできないことをこういった形で解決していました。