興味関心が多様化する現代
「界隈」ごとのイケメンは

YouTuber……若者からの支持が高く、ゲーム実況者としても名前が挙がりやすいのはヒカル。その言動によってたびたび賛否両論が巻き起こりニュースとなるが、それも含めてエンタメとして捉えられている。最近、実業家「進撃のノア」との結婚を発表し話題になった。

 また、現在YouTubeのチャンネル登録者数が6000万人超えで日本1位のショート動画クリエイターいっせい(ISSEI)も、親しみやすいイケメンとして人気。

韓流……「顔天才」「ビジュアル最強」「顔面国宝」など、インパクトの強い字面で語られがちなのが韓流アイドル。メンバーが兵役を終えて再集結が待たれるBTSのV(通称テテ)は高身長で世界的な人気を博した。

 中性的で顔立ちで「神ビジュアル」と言われるのはジョンハン(SEVENTEEN)。韓流アイドルはダンスや歌のうまさもルックスを引き立てる要素となっている。

スポーツ……本来ビジュアルを売りにする職業ではないので「イケメン」としての紹介は気が引けるものの、サッカーや野球などの人気スポーツではたびたびイケメン選手が話題になる。

 ここで筆者は、アラフォー・アラフィフもしくはそれ以上が若者世代と無理なく話を合わせやすい「国民的イケメン」の最適解にふと気づいてしまった。

 それは、ドジャース・大谷翔平選手ではないか。類まれな才能はもちろん、その人間性においても絶大な信頼を置かれているのが世界のオータニである。野球に興味関心のない人でも知っている大谷選手は全世代においての認知度も申し分なく、そして現役の人である。妻と歩くレッドカーペットも絵になる。

「キムタクみたいなイケメン」は平成だが、「オータニみたいなイケメン」は令和のアップデートがなされていると考えて良さそうだ。困った際には大谷に頼ろう。おそらく間違いない。