前置詞とは、名詞や代名詞の前に置かれ、文章の中で時間や場所、状況などを表す、言葉のつなぎで欠かせないものです。「at」「by」「for」「from」「in」「of」「on」「to」「with」などを頻繁に使います。

 I am at work.
 Let’s meet at 5.

 どちらも、atという一語がなければ意味が成り立ちません。

 基本動詞は、「have」「make」「take」「get」「put」など。例えば、haveという動詞に対して日本人の多くは、下記の例文のように「手に持つ」というイメージが多いと思います。

 I have a pen.
 I have an apple.

 しかし、haveには「~の状態にある」「~を経験する」「~を取る」など、使い方次第で非常に多彩な意味が生まれます。シンプルに解釈すると、haveは「なんでもかんでも持っている」とイメージすればいいのです。物だけでなく、病気だろうが情報だろうが出来事だろうが「持っている」という具合にhaveを使います。

 I have a good idea.(私に良い考えがあります)
 Tom has long legs.(トムは足が長い)
 He always has breakfast at eight.(彼はいつも8時に朝食を食べます)
 American food has too many calories.(アメリカの食べ物はカロリーが高い)
 George has a cold now.(ジョージは今風邪をひいています)
 We had a very big party yesterday.(私たちは昨日とっても大きなパーティをした)

 例文で分かってもらえたと思うのですが、基本動詞は「万能ツール」です。前置詞と基本動詞を軸に、850語を組み合わせて、繰り返し練習する。まるで九九を暗唱するように、使える英語の“型”を身体に染み込ませようということです。