夏休みの子どもにもお勧め!
牛乳を使った簡単レシピ

ごはんを食べるだけで熱中症予防に。カレーのごはんや、おにぎりにしても◎
【ミルクレモンごはん】

▼材料:米1合、牛乳100cc、水100cc、レモン輪切り、オリーブオイル(サラダ油でも可)

ミルクレモンごはんの材料「レモン」のクエン酸は「牛乳」に含まれるカルシウムの吸収もサポートするので、栄養素の組み合わせとしてもばっちり 笹井恵里子=撮影

▼作り方:
1)米1合を15分間、浸水させる
2)ざるで水をよく切って米を炊飯器へ。米1合に水100ccを入れて、ならす。5ミリくらいの厚さに切ったレモンの輪切りをのせる
3)レモンにめがけて牛乳100ccをゆっくりかける
4)オリーブオイル小さじ1を入れる
5)炊飯スイッチをオン

炊き立てのミルクレモンごはん炊き立ての状態 笹井恵里子=撮影

▼ポイント:
3)で牛乳を入れたら混ぜないこと! ごはんにただ牛乳を入れて混ぜて炊くだけでは、芯が残ったりミルク臭が強かったり、時には焦げたりしてうまく炊けません。レモンを上において、そこにめがけて牛乳をかけて、混ぜないで炊くというレシピを私が考案しました。レモンの酸によって、牛乳中のタンパク質と水分が分離でき、焦げる部分が沈澱しないのです。

茶碗に盛られたミルクレモンごはん白濁色になりがちな一般的な「ミルクごはん」に対し、見た目もつややかな「ミルクレモンごはん」。水で炊くのと同じくらいやわらかな米の食感、ほのかな酸味が漂う。食欲がそそられる栄養価の高いごはん。お好みで白ごまを振っても 笹井恵里子=撮影

 

ブドウ糖、タンパク質、カリウム・マグネシウムたっぷりの「作りおきおやつ」
【ミルクもち】

▼材料:モモの缶詰(シロップも使用)、牛乳、片栗粉、グラニュー糖(砂糖でも可)

▼作り方:
1)2cm角に切ったモモにグラニュー糖15gをかけ、ラップなしで、電子レンジ(600W)で5分加熱する
2)鍋に片栗粉25g、グラニュー糖35gを入れ、よく合わせて混ぜる
3)2)に牛乳250mlを入れる。しっかり溶かす。この時点で火はつけないこと
4)1)ができたら3)に入れ、加熱して3分半ほど練り上げる
5)できあがりに缶詰のシロップをかけて冷蔵庫で一時間程度冷やす
※上記は缶詰(4号)2分の1の量(2ツ割りのモモが3個程度)で、3カップ(1カップ200ml)できる。缶詰を1缶使う場合は、牛乳500mlを使用

できあがったミルクもちもちもちして、おいしい!モモ以外ならミカンの缶詰でも 笹井恵里子=撮影

▼ポイント:
4)の時点で3分半をはかって練りましょう。加熱して1分半頃からトロンとしてきます。全体にツヤが出て、お餅のようにまとまるタイミングが約3分半。ここで火を止め、容器に流し込んでください。

ミルクもち調理中の様子加熱から1分半が経ち、トロンとしてきた様子笹井恵里子=撮影

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>>第1回「熱中症になりにくい人が「毎日食べているもの」とは?塩あめやスポーツ飲料より圧倒的に重要【管理栄養士が解説】」はこちら

同じ環境にいても「熱中症になりやすい人」と「なりにくい人」がいると言います。熱中症になりにくい人が「毎日食べているもの」とは?管理栄養士の小山浩子さんに聞きました。