残念な上司が無意識に言いがちな
NGフレーズとは?
部下に対してよく使われがちな言葉に「休み中は仕事のことを一切忘れて過ごしてね」があります。一見、思いやりある言葉に聞こえますが、実はこの言葉には注意が必要です。
もちろん、心身が疲れている人や、環境に慣れようと努力している新入社員などには、「一度仕事を忘れてゆっくり休んでほしい」という気遣いが必要です。
しかし、全ての社員に一律に「仕事は忘れなさい」と言うのは、仕事を“嫌なもの”“悪いもの”と位置づけるような前提が透けて見えてしまいます。仕事が嫌いな人ですから、こういう上司は出世しません。
仕事を楽しんでいる人であれば、休暇中にふとアイデアが浮かんだり、普段とは異なる視点で物事を考えることができたりするはずです。優秀なリーダーは、そうした仕事場を離れ、普段と違う環境を楽しんでいるときの「気づき」を仕事に生かすことができるのです。部下にも、その経験をしてほしいものです。
休み中に構想が浮かべばメモを残すなり、企画書に落とし込むなりすれば良いでしょう。ただし、それを休暇中に部下に送ったり、作業を依頼したりするのは控えるべきです。あくまで「自分の中で留めておくこと」が鉄則。休暇中に上司のために仕事をさせるのは最悪です。
小さなコミュニケーションが
仕事のエンジンをかけてくれる
休み明け初日は、いきなり全力で走り出すよりも、少し緩やかな立ち上がりを意識したほうがチームはスムーズに再起動します。