入口入って左側にあるのが「EXHIBITION B 1,300,000」。ヌーの大群(130万頭)の映像が楽しめるコーナーです。

 室内に入ると現れるのが四方に設置されたスクリーン。中央に枠で区切られたエリアで、観客は立って映像を見ます。立体音響装置と振動装置による効果で、まるでヌーの大群の中に自分がいるかのような体験ができます。

「EXHIBITION C 60」は、3D映像によって、ヌーの大群の映像よりもさらに臨場感溢れる体験ができます。ここで見られるのは世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」の生態。振動と音響ユニット、接触装置などによって、部屋のどこかに実際にコモドドラゴンがいるかのような感覚になり、鑑賞中に会場からは思わず悲鳴をあげてしまう女性もいました。

 一方で、「EXHIBITION D −89.2」はそれまでの映像を中心としたものではなく、マイナス15℃~マイナス20℃の寒さと風速15メートルの風を20秒間、実際に体験できる施設です。

 取材時、室内は0℃に設定されていて、ここまでは真冬の東京でも体験できる寒さで、特別な驚きはありませんでした。しかし、風速1メートルで体感温度はマイナス1℃下がります。風速15メートルの風がふくと、その寒さは東京でもなかなか体験できないものでした。室内を出ると温度差で一気にメガネが曇ります。

「EXHIBITION E 10,994」湾曲したスクリーンに海のなかの様子が映し出される Photo:DOL

 他にも、深海映像が楽しめる「EXHIBITION E 10,994」、ウォークスルーで昆虫の世界を映像や演出装置で楽しめる「EXHIBITION F 75」などがあります。

「THEATER23.4」横40メートルのスクリーンで圧巻の映像が映し出される Photo:DOL

 そしてオービィ最大の売りである「THEATER23.4」。これは大迫力です。

 エリア全体の中央に位置する「Orbi」のメインとなる巨大シアターで、40メートル×8メートル(幅×高さ)の日本最大級のメインスクリーンと、演出用の5.3メートル×3メートル(幅×高さ)のリアスクリーン2枚に囲まれた340人収容の巨大シアターです。

 BBC EARTHがこのシアターのためだけに制作した完全オリジナルストーリーによる15分ほどの映像が流れます。その映像にあわせて、実際の風やにおい、霧、ライト、そして立体サラウンドシステムによるリアルな音とともに楽しめます。

「THEATER23.4」では、霧や匂い、風が出てくる。前から3列は霧が直接当たる。氷山が崩れる瞬間に、スクリーンの下部から霧が噴射された Photo:DOL

 湾曲した巨大なスクリーンの下部から霧や匂い、風が出てきます。前の3列くらいは霧によって少し濡れてしまうかもしれません。匂いに関しては草原の草や土の匂いなど、2種類を出す予定だそうです。

 取材時は匂いに関しては調整中という事で、実際に体験する事はできませんでした。そうであるにもかからず、取材で映像を鑑賞した後、非常にインパクトのある映像だったことから、記者から大きな拍手が湧いたほどでした。