「読書会」で手帳の使い方をシェア

 2010年のわくわく伝染ツアーで、「理解、納得」するだけじゃなく、実践できるようになるには「練習」が大事、というお話をしたところ、参加者のなかから「練習」の場を設けようと「陽転わくわく読書会」という読書会が自然発生的に始まりました。ツイッターやフェイスブックで告知が流され、北海道から九州まで各地で「陽転わくわく読書会」が開かれています。

 私の本を中心に読んでいただいて、感想を話し合うだけでなく、本から学んで実践していることや、これから実践することを発表・コミットする、という点を重視しているそうです。こうして陽転思考を身につけ、日常の実践に活かしていくことを目指す人たちの輪が広がっていくのは、とてもうれしいことです。

 今回は「陽転わくわく読書会@東京」のファシリテーター・中郡久雄さんの読書会報告から、『和田裕美の営業手帳』の使い方について紹介します(まとめはダイヤモンド社書籍編集局編集部)。

「参加者8名のうち、大部分の人がライフログ、つまり簡単な日記のような使い方をしています。その日あったこと、感じたこと、読書の抜書き、友人との会話やラジオなど聞いて引っかかった言葉、単に思いついたこと、月や週の目標、新月の願い事、仕事上の最優先事項、誰とどこで飲んだか、などです。

 その日にあったことを詳細に記録している人もいましたが、以下のような内容を書いている人が多かったです。

左側のページには
・今日のよかった(1個から3個)。
・言われて嫌だと思ったこと(マイナスをプラスに変えるため)。
・その日に気付いたこと、思ったことなど。

右側のページには
・新月の願いごと。
・今週の目標とその振り返り。
・テレビやラジオ、友人との会話で気になった言葉(本は付箋を立てたり出来るけど、ラジオなどはできないので)。
・簡単な読書メモ(映画や舞台の感想も)。

 手帳の左ページで、ネガティブなことを引きずらずに陽転して切り替える練習をしているのです。『よかった探し』です。