ポイント5
使用ペースがわかる「区切り線」を工夫する

 メモの切れ目を示す「区切り線」も、一工夫することでもっとノートが見やすくなります。たとえば、朝起きてはじめにノートに書くとき、つまり日付をまたいだときは、下の写真のような変則の区切り線「──×──×──」を使うことにしています。

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 僕の場合、朝起きたときに書くことは、たいてい昨日の夕食と睡眠時間などの記録です。だから、前日の最後に書いたメモの下に区切り線を引いて「×」を付けるか、線をすでに引いてあるときはその上に「×」を加筆します。つまり、

[130713](R)「ゼロ・ダーク・サーティ」
テロ場面がリアルでめちゃくちゃ怖い。一方でリアルにすればいいというものでもないという気もする。怪物と戦う者は怪物にならないように気をつけろ、ということか。
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[130713](ア)
さまざまな座り方、姿勢が取れるデスク。何時間も座りっぱなしでも腰や肘の同じ箇所に負担をかけないよう、頻繁に体位を変える。
──×──×──×──×──×──×──×──×──×──×──×──×──×──×──×──
[130714]昨日は
(E)サワラ・もずく・枝豆/ sleep21 : 00~?4 : 00
夏は涼しい朝型生活がいい。冬は寒いので日の出まで起きない方がいい。季節でスタイルは変えるべき。

 このように区切り線を工夫しておくと、並列的に見えがちな情報が、一日のどのあたりに収録されたものか、だいたいわかるようになります。

 さらに、これによって当時の時間感覚を直感的につかむことができるのもなかなか便利です。仮に、見開きの中にこの「──×──」の区切り線が2本あれば、足かけ3日間でこのページを使っていることがわかる、といった具合です。

 これで、どのくらい時間をかけて考えたことか、ということが日付ラベルを見て数えなくても、パラパラめくるだけでだいたいわかります。たった一言のアイデアメモでも、どういう状況で、何を解決しようとして思いついたのか、ということがわかるのです。