――旅行は誰といったんですか?

「彼氏です。彼氏は付き合って半年ぐらいで、はじめて海外旅行に行きましたね」

――旅行費用は彼とどのように負担したんですか?

「完全に半々です。日本に帰国後、観光で使ったお金を計算して、それを2で割りました。お金にシビアなんですよ。まあ仕方ないですね」

――彼は奢ってくれたりすることはないんですか?

「誕生日のときぐらいですかね。その時は奮発して1万円のディナーに連れて行ってくれましたけど、それ以外は基本的にワリカンです」

――すべてがワリカンだという彼氏に対して不満はありますか?

「ないです。と言うか、私自身もお金をほとんど使わないので、ぶっちゃけ貯金はあります。奢ってくれるということに喜びを感じなくて。何もしていないのに奢ってくれるのって、男性にお金で支配されているみたいで気持ち悪いじゃないですか」

――なるほど。今日来ている服はどこで買いましたか?

「大学生の頃に、BEAMSで買ったジャケットです。確か3万円ぐらいしたかな。その時は大学生になったからちゃんとした服を持っとかなきゃと思って、無理して買いましたね。で、その服をもうかれこれ7年ぐらい着ています。いまだに私の勝負服です。デートに行くときとかに来ますね」

――物持ちがいいね。今流行しているファストファッションは買ったりする?

「私、ほとんど服は買わないんです。もらい物とかばっかり。H&Mが日本に上陸したのは6年ぐらい前だと思いますが、その頃から今までほとんど買ったことがありません。ただ、日常的に使うものは、ユニクロで買ったりはしますね。ほんとお金を使わないんですよ。すべての消費は大学生の時に終わった感じですね」

――例えば周囲で高い服を買っている人もいると思いますが、うらやましいですか?

「正直洋服にはあまり興味がないので」

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 彼女の着ている服は、確かに流行廃りに関係なさそうな服装が多く、長年着られそうなものを購入している印象だ。少ない買い物でできるだけ賢く済ませるような知恵が身についているように感じた。また、洋服や車、デート代の捻出などがオジサン世代に比べて大きく感覚が違う点だろう。洋服・車・デートと並べると、“見栄のための消費”が現在は意味をなさないのだと感じた。