ソニーが、次世代の医療機器をイスラエルで開発?
2013年4月16日、ソニーはオリンパスと共に合弁会社ソニー・オリンパスメディカルソリューションズの設立を発表したが、その後、あまり音沙汰がない。
そんなソニーであるが、密かにイスラエルで医療機器の開発をしていたら、イスラエルのポテンシャルの注目度が皆さんに少しでも伝わるだろうか(なお、日本では報道されていないが、現地メディアでは報道されているので密かにではない)。
2013年5月現地経済誌グロービス(Globes)が伝えたところによると、ソニーはイスラエルの投資会社レインボー・メディカル(Rainbow Medical)へ1000万ドルの投資を行っている。このレインボー・メディカル(Rainbow Medical)とはどういう会社なのか?という疑問が起こる。
同社の公開されている投資のポートフォリオ(参照:Rainbow Medical Portfolio)によると、現在12社の医療系の会社へ投資を行っている。ソニーがこの中のどの会社に投資しているのか、投資している会社は公開されていないのか、定かではないが、投資を行っていることは事実である。
さらに、レインボー・メディカルの投資先でもあるシリアル・アントレプレナーのヨシ・グロス(Yossi Gross)氏は、注目すべき存在である。レインボー・メディカルのCTOも兼任するグロス氏は、イスラエルの医療技術業界で、必ず名が挙がってくる人物で、イノベーター、起業家として評価が高い。弊社独自調べによると、同氏はイスラエルでこれまで27社以上のメディカル関連企業の設立に関与、名実ともにメディカル分野を支えるキーマンの1人である。
メディカル系の会社で、イスラエルと協業を模索する会社であれば、まず同氏を中心に活動をすることができれば、大きくハズレることはないのではないか。
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