大切なのは、子どもの自主性や
学習意欲を育てること
その子が実際に甲子園に行けるかどうかは別としても、小学校1〜2年で友だちと野球をやるとき、自分がまわりの子よりうまければ、当然その子は「自分は野球が得意なんだ」という感覚を持ち、「もっとやりたい」と思うようになります。
その気持ちが芽生えてしまえば、後はどんどん自分で成長していくでしょう。これはスポーツに限った話ではありません。勉強でも、芸術でも、すべて同じことだと思います。
そもそも勉強というのは、自分からやる気にならない限り、何も身につきません。長時間の詰め込み学習や課題漬けなど無意味です。
学習塾の世界では、「中学受験が人生のすべてになってしまい、その後燃え尽きてしまう」という悲しい話をしばしば聞きます。これでは何のための受験かわかりません。大切なのは、子どもの自主性、学習への意欲を育ててあげることなのです。
小学校に入ったとき「簡単な計算ができる」「ひらがな、カタカナが読める、書ける」というのは、「自分は勉強が得意なんだ」という感覚への第一歩です。それ以上の先取り勉強は不要だと思いますが、簡単な計算や、ひらがな、カタカナの読み書きができるという小さな「得意感覚」が、その子を勉強好きにさせるのは間違いありません
(次回掲載は、8月25日の予定です)
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