「無人島」がすべての元

 江戸初期に小笠原群島が「発見」されたとき、そこは住む人もいない、孤島でした。ただ「無人島」と名付けられ、それがしばらく定着もしていました。

読み方は「ぶにんじま」です。

 そう書かれた地図がフランス人によってフランス語に訳され、そのとき「Bonin」という綴りが与えられました。だから小笠原群島はBonin Islandsなのです。そして「無人」は「むにん」とも読まれました。

・無人=ぶにん→Bonin Islands(小笠原群島)→Boninite(ボニナイト)
・無人=むにん→ムニン○○(小笠原固有種)

 世界でも稀な岩石を「Bonitit」と名付けたドイツ人科学者も、まさかそれが「無人岩」という意味になるとは、知らなかったでしょう。

 さて、ここまで小笠原群島の「名前」に潜む謎を追いかけてきました。えっ?、だからなんなのかって?

 いえ、植物園の温室で見かけたムニンタツナミソウが、あまりにかわいかったので(笑)

新宿御苑

参考資料
・「3.小笠原地域における固有種の生息状況」小笠原自然情報センター(2003年度調査
・「無人岩」Wikipedia
・「無人岩(ボニナイト)」小笠原自然情報センター
・「小笠原の自然のために私たちができること」環境省
・「エメラルド色の浜は、小笠原村かもしれない!」粉の世界
・「ムニンノボタン」デジカメのいろいろ
・「森歩き 2011/05/17 その2」YASUOKAの日記 感じたこと
・「西海岸(その2)」小笠原植物誌
・「季節のみどころ情報【2月6日号】」新宿御苑

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