わが家にBlack & Decker Workmateがやってきた

 先週末、生まれてはじめて電動ノコギリを買いました。そしてそのための作業台も。それが、Black & Decker Workmate(ブラック・アンド・デッカー ワークメイト)でした。

 ミッションは書斎(*1)の本棚の補強です。書斎西面のものは通販で買って私が組み立てたもの。文庫本を詰め込んでいるのですが、残念ながら厚さ1cm棚板が弱すぎました。本の重さに耐えかねて全部たわんでしまったのです。

 仕方がないので、支え棒を左右と中央に入れることにしました。その工作をノコギリとヤスリで乗り切ろうとしましたがムリでした。巾4cm、縦16cmの部材を縦に切り分けるのに手だと30分も掛かることがわかったからです。電動ノコギリが必要でした orz

 近くにできた「DIY FACTORY」で工具をレンタルしてもよかった(*2)のですが、これからも使う気がしたので思い切って買いました。そして5000円の電動丸ノコ(RYOBI MW-46)をAmazonで選んだとき、お勧めされたのが作業台であるWorkmateでした。なかなか便利そうです。6000円弱だったのでこれも発注(*3)しました。

 専用作業台と電動丸ノコの合わせ技は完璧で、30分×12掛かるはずの切り分けが、5秒×12で済みました。360倍の速度です。おがくず掃除の面倒さを除けば、望外の生産性向上です。特に万力(バイス)機能付きのWorkmateは、非常に便利でした。

 Amazonでの評価数が抜群に多い(142件)上に、評価が高かった(4以上が79%)ので、いったいWorkmateとは何物か調べてみました。

アメリカのDIYを支える
The Home DepotとBlack & Decker

 DIY(Do It Yourself:日曜大工)といえばアメリカです。アメリカのDIY活動を支えているのは、世界第2(*4)の小売りチェーン The Home Depot(以下、ホーム・デポ)です。1978年の設立の後発ながら、LOWE’S(ロウズ、1942年創業)などを抜き去って、今や売上788億ドル(9.5兆円:2014年度)、営業利益92億ドル(1.1兆円:同)を叩き出す、2200店舗、従業員37万人の巨大企業です。

 大規模店舗では数十万品目を品揃えし、専門性の高いスタッフが応対することで、一般客だけでなく、プロ顧客(コントラクター)(*5)も取り込んでいます。急成長後の住宅バブル崩壊で苦しみましたが、SCM再構築などによって着実な成長下での利益体質を築き上げました。

*1 壁は、窓やドア以外はすべてが本棚。東面2.6m、西面1.7mが、ほぼ床から天井まで本棚で、東面は家具屋さんによる造り付けのもの。
*2 RYOBIの電動丸ノコが2泊3日で500円、6泊7日で2500円。
*3 丸ノコは発送が速く安かったヨドバシ.comで発注。それ以外(Workmate、替え刃、クランプ)はAmazonで。
*4 世界一はもちろんウォルマート。
*5 一般客に対する、コントラクター紹介サービスもある。