中国国家工商総局の最近のレポートによると、ネットショッピングの商品の偽物率は4割を超えているという。中国の消費者がアリババをいつも恨んでいるのは、往々にして消費者が商品を偽物と証明する必要があるということだ。それからようやくアリババは売り手に対して行動を起こす。

 しかし、そうした証明は非常に難しいか、証明する方法がない。中国の偽ブランド品に売上を奪われている外国の小売商はアリババの責任も指摘する。もし小売商が淘宝(タオバオ)から偽物を取り下げを求めようとすれば、必ず複雑なプロセスを踏まなければならず、しかも引き延ばしや、何回にも及ぶ証明提出などの嫌がらせを受けることになる。

派手に買い物しない「90後」世代
それでも20年にEコマースは200兆円へ

 価格詐欺、偽物があるとしても、独身デイは今後も継続的に売り上げを拡大していくだろうか。人人ネットは「90後(1990年代生まれ)」の大学生を対象に、今年の独身デイ買い物調査を実施した。

 データによると、65.9%は独身デイ買い物祭りに夢中にならず、必要な物を見るだけだという。27.4%は独身デイ買い物祭りでの安さを利用し、物品を大量に購入する。6.2%は独身デイ買い物祭りには偽物が非常に多く、買う予定はない。独身デイでの買い物の予算は200~500元が37.1%、500~1000元が24.4%を占め、2000元以上はわずか0.5%だった。

 独身デイ買い物祭りの期間中、「90後」に歓迎された3大Eコマース・プラットフォームは天猫(Tmall)と淘宝(タオバオ)、京東で、それぞれ87.8%、78.6%、48.7%を占めた。アマゾンは12.2%で4位だった。

 中国のEコマースは、これからも大きく成長してくだろう。『中国証券報』の11月10日の報道によると、米大手投資ファンドのベイン・キャピタルの最新報告は、2020年に中国のEコマースの売上高は、10兆元(約200兆円)に成長すると予測している。報告はまた、企業と一般消費者との取引(B2C)、モバイルEコマースプレイヤーと国際Eコマースプレイヤーが、中国のEコマース市場のこれからの牽引力であると指摘している。

 天猫(Tmall)が独身デイ1日に1兆8000億円の売り上げを手にしたことから見て、200兆円への成長予想は実現不可能ではないだろう。また日本企業は、ユニクロのように中国で波に乗って製品を売っていくか、それとも直接輸入サイトを使って日本から売っていくか、選択を迫られている。