私が開発した
「天橋立ジャンケン」とは?
私は、船酔いゲーム(一方向に急回転してさっと立ち止まり、フラフラするのを面白がる)、天橋立(あまのはしだて)*ジャンケン、目をつぶってデングリ返しをして立ち上がる遊びなどをよくさせました。
これは大人の私にもよい運動ですので、息子たちと遊び、フラフラになるまで続けたものです。
「ころんでも手助けして起こさないように」と書かれた育児書がありますが、それより、うまくころべるように教えてやることが先です。
下手なころび方をする幼児を見ると、すぐ起こして機嫌を取って、痛さのまだ少し残っている間に「手を先につけるのよ」とか「もっと“コロコロ”ところべ」とか、もう一度手を添えてころばせて教えるほうがよいのではないかとさえ思えるのです。
ともかく、平衡感覚をうまく取れるような動きのある遊びをさせるようにし、両手をしっかり前に出し、体を丸く、やわらかく力を抜いたころび方をするには、よく動きまわり、身軽にすることです。
傷にひるまぬように、下手なころび方をする間は、長ズボンをはかせてやるとよいと思います。
私は2人の息子たちに小学校低学年まで長ズボンをはかせましたし、髪の毛さえ、頭のケガを少なくするために、丸坊主を嫌って長く伸ばしてやりました。
*【天橋立(あまのはしだて)】……日本三景の一つ、京都府の「天橋立」では、ビューポイントに背を向け、自身の股の間から逆さまの情景を楽しむ“股のぞき”が有名です。ここでは、お互いが背中合わせに立って、お尻を突き合わせて“股のぞき”をした姿勢でジャンケンをするという、私のオリジナルな遊びを紹介しました。