世界の大学ランキングでは東大が43位、京大は88位。
東大に入学するのが難しい普通の高校生でも、「編入」という方法で、世界ランキングがもっと上のアメリカのトップ大学に入れる!
自身も偏差値39から、編入で世界大学ランキング16位のUCLAを卒業した山内勇樹氏が、10年間、日本の普通の高校生を編入によってアメリカのトップ大学に入るサポートのノウハウを惜しげもなく出した『東大・京大卒に勝てる!世界のトップ大学に編入する方法』より、抜粋して紹介する。
州立大学系列だと、編入しやすい!
第1回は、 世界大学ランキングをご紹介、第2回は英語力がなくても、アメリカの短大(コミュニティ・カレッジ)に入れるというお話しをしました。そして第3回は、行きたい大学と同じ州の短大を選ぶことが大事ということで、だいぶ編入のイメージがわいてくるようになったのではないかと思います。
この同じ州の中の短大を選ぶこと以上に、短大からトップ大学への編入に有利なのは、4年制大学とパイプが太い短大を選ぶということです。
たとえば、私が通っていたLBCCという州立の短大は、同じカリフォルニア州にある4年制大学、UCLA、UCバークレー、UCサンディエゴ、UCディヴィス、UCサンタバーバラなど「UC系列(UC :University of California)」と呼ばれる大学との連携が密でした。
同じ州立の学校なので、たとえ短大と4年制大学という違いがあっても非常に太いパイプでつながっていたのです。
カリフォルニア州にはもう一つ「USC系列(USC: California State University)」があって、UCとUSCの両方に編入できるルートを持つ短大もあります。
一方、「私立短大→州立短大」「州立短大→私立大学」になると、「仲間同士」ではないので編入は比較的難しくなります。別の州への編入が難しくなるのと同じで、こちらも単位の交換が煩雑になるためです。
その他、州立は私立に比べると学費が少なくてすみます。私立は、通常州立の1.5〜2倍以上かかることも少なくありません。そういう意味でも、私は「州立短大→州立の4年制大学」をおすすめしています。