グローバル・モード

海外の相手を動かすビジネス・ミーティングの基本

リモートワークやオンライン会議が増えたいま、情報伝達、会話のやりとり、仕事の進め方が変わりつつある。これまでのように、その場の空気や暗黙の了解に頼ることができない。言葉にできない背景や文脈を、相手に察してもらうことも難しい。伝え方、問いかけ方、コミュニケーションをどのように変えていけばよいのか。

実はこれは、日本人がグローバルを相手にビジネスをする際の、作法や進め方に共通する課題である。グローバルでは、日本流のそんたくや、あうんの呼吸が通用しないからだ。実は、これは英語力より重要なポイントである。

本書では、グローバルの「思考」「伝達方法」「ビジネスの進め方」をビジネス・ミーティングのプロセスに沿って解説、海外相手の会議/面談で成果を出す秘訣を紹介する。

 

 

児玉教仁 著

定価:本体1,600円+税

発行年月:2019年09月

判型/造本:A5並

頁数:244

ISBN:9784478108895

購入はこちら

 

●目次

まえがき―英語力より重要なのは、ローカルの常識から脱却し、グローバル・モードにシフトすること

 

STEP0 土台作り―文化の違いを踏まえて、活発に議論できる環境を整える

1. まず最初に、文化の違いを理解する

2. 挨拶とアイスブレークで関係を築く

3. 会議体のプライドを醸成する

4. 会議のアジェンダを共有する

5. 会議体のギアを一段上げる

 

STEP1 現状把握―後の意思決定や交渉に備え、なるべく情報を引き出し、問題を明らかにする

1. 問題を定義して原因を特定する

2. 相手に吐露させるヒアリングのコツ

3. 発言を理路整然と組み立てる

 

STEP2 ゴールの設定―どこを目指すべきなのか、ゴールを洗い出し、現状とのギャップを認識する

1. ゴール設定は相手次第の場合

2. ゴールを会議体で作り上げる場合

3. 異論を出し合う技術

4. 合理的に結論へと導く技術

 

STEP3 実行フェーズ―打ち手を考え、具体的なタスクに落とし込んで行動を後押しする

1. 五月雨式の議論を制する

2. 場合別の打ち手の選び方

3. タスクの緊急度を上げ、勝ち癖をつける

4. 議事録とフォローアップ

 

あとがき―グローバル・モードに切り替えられれば、日本のビジネスパーソンは前途洋々

巻末付録―グローバル・モードでNGの話題