本書では、「数字で考えること」や「数値化のクセをつけること」によって、自分の不足を客観的に受け入れ、次の行動設定や行動変容につなげること。つまり、「仕事ができる人」になる方法を説きます。著者の扱う組織マネジメント「識学」を導入した会社では、「急成長するプレーヤー」が多く現れると言います。彼らに共通するのは、「数字での不足を考えた」「足りない部分を可視化して補っていった」など、自分の能力を過信することなく黙々とPDCAを回していたという共通点でした。
「数字で人を見るな」「数字がすべてではない」ということはよく言われますが、「数字」は決して無視できない存在。なので、「感情を横に置いて、いったん数字で考えよう」「一瞬だけ心を鬼にして数値化しよう」と、頭を切り替える思考法として紹介します。