家具や家電、自動車といった目に見えるモノから、コンサルティングなどの目に見えないサービスまで、世の中のあらゆる商品には「値段」が付いている。
だが、その値段の根拠は、よく考えると不思議である。似たような商品でも、競合同士で価格が違うこともしばしばだ。一見すると安そうな商品が高価だったり、その逆だったりすることも多い。値上げや値下げが突然発表されることもある。
販売元の企業は、どのような根拠に基づいて値段を決めているのか。価格改定によって、どんな効果を見込んでいるのか。価格設定の専門家である、プライシングスタジオ代表取締役の高橋嘉尋氏が徹底解説する。