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2日の東京は午前・午後合わせて3万人超に

 2日の東京で、1回だけの入試を午前に行う学校は2校ある。22年の受験者数(21年比増減)は、白百合学園が294人(+2人)、青山学院は男子360人(+7人)・女子464人(-82人)となっている。この日の午前が最初の入試となる学校としては、明治大学の付属校(明治大学附属中野、明治大学付属明治)、立教池袋、学習院、豊島岡女子学園があり、いずれも緩和傾向である。

 2日午前は、21年に2万人を超え、22年は2万747人を数える。Dランクの共学校などで勢いのある入試が目に付く。21年比で50人以上受験生を増やした学校[入試名](22年の受験者数・実倍率)を見てみよう。

 156人増が実践女子学園[第3回午前](293人・3.22倍)、129人増が安田学園[先進特待第3回](426人・3.13倍)、112人増が東洋大学京北[一般第3回](324人・6.35倍)と本郷[第2回](1001人・1.99倍)、80人増が吉祥女子[第2回](696人・3.07倍)、74人増が暁星[第1回](239人・2.78倍)、63人増が富士見[第2回](394人・2.66倍)、55人増が順天[第2回A](114人・3倍)と獨協[第3回](382人・4.24倍)となっている。

 午前の受験者数を100として、18年から22年の2日午後を見ると、38、43、50、50、52と22年にはついに過半を超えた。午前の難関校の併願先という受験動機に加えて、Dランクが21年比で34%も増加した共学校の中には、むしろ午後入試が本命校という動きも見られるようになっている。女子校は21年比で、Eランクが3割強減少したが、Dランクは2.3倍も増加しており、やはり中堅校の午後入試に人気がシフトしているようだ。

 2日午後も21年に1万人を超え、22年は1万811人となっている。21年比で50人以上受験生を増やした2日午後の学校[入試名](22年の受験者数・実倍率)を見てみると、151人増の実践女子学園[第4回午後](326人・3.51倍)、86人増の桜丘[第4回特待チャレンジ](170人・1.2倍)、74人増の宝仙学園共学部理数インター[第2回2科・4科(特待選抜)](190人・2.24倍)、66人増の山脇学園[一般B](550人・3.87倍)、65人増の開智日本橋学園[第2回](422人・7.54倍)、51人増の品川翔英[第3回得意選択2科型算数1科型](67人・1.18倍)となっている。