2日以降の東京人気の入試
2日午前の人気上昇校は、ドルトン東京学園(4回)を除きいずれも女子校となっている。三輪田学園(2回午前・英検利用)は、1日午前の1回に続き好調だ。この勢いが続けば4倍乗せもありうる。7月よりも勢いを増している実践女子学園(3回)は5倍に迫りそうで、品川女子学院(2回)は3倍に乗せるかもしれない。大妻多摩(2回・国際)も2倍に迫りそうだ。
一方で、7月には3倍超えも視野に入っていた富士見(2回)は、上位層が減少気味で、9月はだいぶ落ち着いてきた。同様に、跡見学園(2回)、共学校の東洋大学京北(3回)も7月より倍率は低下しそうである。
2日午後も女子校が目立つ。7月に続き、山脇学園(B)は4倍超えが確実な情勢にある。女子美術大学付属(2回)も勢いを失っておらず、22年実倍率14.1倍からさらに上積みとなりそうだ。実践女子学園(4回)は4倍台半ばにとどまりそうである。7月に人気だった共学校のサレジアン国際学園(自由選択2回)、順天(2回B)、安田学園(先進特待4回)は、いずれも9月には落ち着いてきている。
22年の受験者数が100人に満たないものの、9月に増加傾向がうかがえる学校を挙げておこう。共学校のかえつ有明(特待2回)が6倍台半ば、女子校では十文字(4回)が2倍台半ば、麹町学園女子(2回午後特待)が3倍台半ばと高めで、その点、日本大学豊山女子(2科・プレゼン)は1倍台半ばにとどまりそうである。
3日午前は、国公立中高一貫校ではお茶の水女子大学附属が上位層を中心に勢いがあり大きく伸ばしそうだ。一方で、上位層から熱い支持のある都立小石川は、全体的に見ると微減傾向となる。
注目の女子校は東洋英和女学院(2回)で、上位層に強く支持され、倍率も上積みされそうだ。三輪田学園(3回)が4倍を超えそうで、志望者を7月より増した晃華学園(3回)は3倍超もありうる。共学校では、明治大学付属中野八王子(A2回)が5倍台半ばに迫りそうだ。7月には6倍を狙う勢いだった法政大学(2回)は落ち着いてきた。
3日午後は、実践女子学園(5回)が続伸で7倍超えも。かえつ有明(特待3回)も勢いを増し、6倍超えもあり得る。国学院久我山(2回ST)は7月より少し落ち着いて、6倍半程度か。淑徳(特進2回)と多摩大学目黒(特待・特進3回)は4倍前後が見えている。
4日午前は、中央大学附属(2回)が堅調で3倍超えを保つ。光塩女子学院(3回)は2倍強まで伸ばした。山脇学園(C)は7倍を割りそうだ。一方、淑徳巣鴨(3回)は7倍に届きそうである。
9月から志望者を増やしている学校では、跡見学園(特待3回)が3倍乗せ、大妻多摩(3回)が2倍超え、田園調布学園(3回)も3倍強まで、それぞれ届きそうな勢いである。
4日午後は、実践女子学園(6回)が大きく志望者を増やし、4倍台半ばをうかがう情勢に。受験者数は100人に満たないが、三田国際(ISC4回)が4倍に迫り、東京電機大学(4回)が2倍に乗せそうだ。
5日午前は、跡見学園(特待4回)が2倍台半ば乗せ程度と、この時期にしては比較的受けやすい。一方、国学院久我山(3回ST)は9倍台もあり得る状況だ。