2月3日以降の狙い目入試
3日午前には国公立で緩和しそうな学校が並んでいる。7月より緩和気味の学校が増えている。東京学芸大学附属の小金井と世田谷は2倍前後、竹早は2倍台半ばとハードルは下がったままであり、筑波大学附属も4倍程度までの緩和が見込まれる。都立では、三鷹が5倍強まで、桜修館と白鴎が5倍割れ、立川国際が4倍台前半、両国が3倍台半ば、富士はさらに緩和して2倍強と、私立大の付属校のような受けやすさになってきた。
一方、豊島岡女子学園(2回)はなんとか9倍を割れるかという高止まりで、難関女子校受験生の壮絶な戦いが続きそうである。他に女子校では、実倍率8.12倍という昭和女子大学附属昭和(C)の5倍割れが見えている。日本女子大学附属(2回)は上位層が減少して3倍強まで緩和、横浜共立学園(B)は2倍台前半、東京女学館(4回)は2倍割れ、大妻中野(4回)が1倍台前半といった具合に、いずれも最後の希望を託しやすくなっている。
共学校では、日本大学第一(2科1回)が4倍台まで大幅に、明治大学付属明治(2回)が3倍強まで緩和しそうで、受験者数が100人に満たないものの、公文国際学園(B)は2倍台前半、日本大学第三(3回)は2倍台半ば、桐光学園(3回A・B)は1倍台と、やはり受けやすくなっていきそうである。
3日午後は、広尾学園小石川(4回)が実倍率17.9倍から10倍前後が見込まれるまで緩和しそうだ。三田国際(MST)は4倍割れ、受験者数は少ないが、東京都市大学等々力(2回)は3倍を割れ、聖セシリア女子(A3)は1倍強まで緩和しそうな情勢にある。
4日午前の注目校は開智日本橋学園(4回)で、7月の8倍台予想からさらに緩和して7倍程度になるかもしれない。東京農業大学第一(3回)は5倍割れ、普連土学園(3回)が2倍割れ、品川女子学院(3回)は2倍台前半と、いずれも緩和が見込まれる。埼玉の女子校だが、浦和明の星女子(2回)は3倍台半ばまで緩和しそうだ。
4日午後は、広尾学園小石川(5回)が9倍強まで、目黒日本大学(4回)が6倍程度まで緩和しそうだが、いずれも高倍率であることに変わりはない。
5日午前は実倍率5倍以上の学校が並んでいる。洗足学園(3回)は5倍強程度まで、渋谷教育学園渋谷(3回)が10倍程度まで緩和という状況は7月と変わっていない。大妻(4回)と広尾学園(3回・ISG)はいずれも5倍を割る見込みで、法政大学(3回)は6倍強に、日本大学(C回)は5倍を割れそうである。5日午後には、1倍強まで緩和見込みの日本大学豊山女子(2科3回)が最後の希望となりそうだ。