音楽があふれる校内
――東京藝術大音楽学部でパイプオルガンを専門とするオルガン科には、昔から本校の卒業生が多いですね。
石澤 付属校並みに入っています(笑)。中高の中に「オルガン科」という大人気の課外教室があります。パイプオルガンを弾ける時間は休み時間などに限られるため、順番待ちになっています。
――パイプオルガンって、高いですよね。
石澤 いまのパイプオルガンはドイツ製で二代目です。本校の象徴のような存在です。このパイプオルガンのほかにも、教室にはアップライトピアノがあり、校内には25台ほどのピアノとオルガンがあります。大学で使わなかったものや母の会からはスタインウェイが寄付されました。
朝登校すると、誰かが何かしら弾いていて、とにかく音楽に囲まれています。そこは大事にしています。
――ところで、部員の多い部活動は何ですか。
石澤 ハンドベル部です。あとはバスケットボール部ですか。“ステージ系”といわれているダンス部、音楽部、英語劇部、ハンドベル部、合唱部、放送部あたりは人気があり、熱心に練習しています。
ダンス部は、ストーリー性のあるものを音楽に合わせて踊っています。この前はウェストサイドストーリーをやっていました。指導者があまりいないので、台本から衣装まで自分たちで創り上げています。
音楽部はミュージカルで、ここからは宝塚音楽学校に毎年のように合格しています。後輩たちも憧れを持って見ていますね。
――タカラヅカですと、これはキャリアにつながりますね。
石澤 中3から受験できますので、合格すると高2くらいで中退して入りますね。
――以前ある学校で、先輩から後輩に靴ひもを贈るという話を聞いたことがあります。こちらの学校でもそういうものはありますか。
石澤 あります、あります。うちの場合はハチマキですね。球技会とか体育祭で、クラスカラーのハチマキをみんな巻きますが、そこにメッセージを書いてもらったり、先輩のハチマキを少し切ってもらうとか。
――おすそ分けするわけですね(笑)。
石澤 カバンにぼろ布が付いていたので「それ何」と尋ねたら、「先輩のハチマキなんです。バカにしないでください」と(笑)。ものすごく先輩と後輩のつながりが強いですね。