大学全入時代だからこそ選びたい 価値ある女子大

キャリア教育が充実積極的に見学を

 キャリア教育に熱心なことも、女子大の特長の一つだ。「一般教養科目に『仕事と人生』などといった単位を導入し、早い段階からキャリア教育をスタートする大学が増えました」と、上田氏も語る。教務担当部署と就職担当部署が手を携えて、入学から就職、卒業、そして卒業後のケアに至るまでサポート体制を組む大学も出てきた。「実体験に乏しい学生が厳しい就職戦線を勝ち抜くには、1、2年生のうちから出口を考えることが大切です。3年生の春には、もう進路を決めなければなりません。それまでにどれだけ真剣に自分の将来を考えて準備するかが、学生生活の出口の充実度を決定します」と上田氏は考えている。そのうえで、次のように提案してくれた。「入学したら、大学の学章の入った履歴書を買ってみてください。就職活動の際には、『力を入れてきた科目や研究』『課外活動、部活動』といった項目を全部埋めなければ、次の段階に進めません。履歴書が、大学で学ぶための目安の一つになると思います」。

 大学選びの際には、キャンパスに足を運びたい。「保護者は出資者です。投資に対して十分な効果を期待できるのか、ビジネスパーソンの鑑識眼を発揮してチェックしてみてください」。また上田氏は、「保護者の学生時代とは大学も様変わりしています。先入観にとらわれず、選択肢を幅広くしていくことが、子どもに合った大学選びのポイントになります」と、注意を促す。オープンキャンパスなどの機会を逃さず、わが子に合った大学探しをスタートしてみてはどうだろうか。

保護者も確かめたい! 大学訪問時の10のチェックポイント

「週刊ダイヤモンド」6月26日号も併せてご参照ください
※この特集の情報は2010年6月21日現在のものです

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ハナマルキャリア
コンサルタント 代表

上田晶(うえだ あけみ 早稲田大学教育学部卒業後、流通系企業にて広報、人事教育、商品企画などを経験。12年間の勤務の後に、出産を機に退社し、94年ハナマルキャリアコンサルタントを設立。大学生の就職や女性のキャリアディベロップメントをテーマに、大学での講演やラジオ・TV出演、執筆などに幅広く活躍する。『これで内定!カリスマ就活生の成功法則』など著書多数。