週刊ダイヤモンド編集部
第275回
中国景気刺激策への期待が先行!“上昇パワー不足”の商品相場
商品市場が、久方ぶりの“上げ相場”にわいている。商品相場が底を打ったという点では、市場関係者はおおむね一致しているが、実際に需要が回復し、今後上昇に転ずるかといえば、疑問視する向きが多い。

第97回
名門の小杉産業も経営破綻!アパレル業界を覆う“底なし不況”
小杉産業がについに経営破綻し、アパレル業界関係者はショックを隠せない。小杉の破綻は同業他社にとって対岸の火事ではなく、特に小杉の主要販路でもあった百貨店の苦戦は深刻だ。

第63回
「なぜ、経産省が雇用問題にしゃしゃり出てくるのだ」と、ある厚生労働省幹部はいらだつ。昨年12月の完全失業率は4.4%となり、前月に比べて0.5ポイント悪化し、41年ぶりの大幅な上昇幅となった。いまや、雇用政策は緊切の政治テーマである。自民党には、雇用政策を議論する基本組織として「雇用・生活調査会」があるが、そのほかにも、公明党との「新雇用対策に関するプロジェクトチーム」、その傘下に、非正規労働のあり方を議論する「労働者派遣問題研究会」と複数にまたがっている。最近、経済産業省の官僚が、これらの会合に“オブザーバー”として参加したり、雇用問題をテーマにして政治家詣でに余念がなかったりと、労働政策にかかわろうとする動きが目立っている。言うまでもなく、日本の労働政策を束ねるのは厚労省だが、所管の壁を越えて、経産省が労働行政へ介入する機会を狙っているのだ。

第274回
失望を買った米金融安定化策ネックは“規模と民間資金導入”
期待されたオバマ新政権の金融安定化策だが、市場の評価は低かった。金融機関から不良資産を買い取る枠組みは、まさに市場が待ち望んでいたはずの切り札だったにもかかわらず、なぜ市場の評価は低いのか。

09/02/28号
衰退著しい日本の農家に変化の兆し「稼げる農業のポイント」を探る!
今号の週刊ダイヤモンド第一特集は、ズバリ「農業がニッポンを救う」。変化の波に晒されて衰退の一途をたどる農家の現状を徹底リポート、最近人気の“就農”ノウハウ紹介など、盛りだくさんの内容です。

第96回
豊田章男次期社長の肝いり?トヨタが過疎地と下町で複数チャネル大型合同店舗を計画
トヨタ自動車が複数の販売チャネルを集めた新たな大型合同店舗の計画を進めている。場所は北海道釧路市と東京都葛飾区金町の二か所。計画の背景には、豊田章男次期社長のある方針が隠されているという。

第273回
有名ブランドさえも苦戦!神話が崩れる高級化粧品
「不景気に強い」といわれてきた百貨店の化粧品売り場の風向きが変わってきた。業界関係者のあいだでは「あのシャネルでさえも百貨店向けは前年割れに陥ったようだ」と衝撃が走っている。

第67回
山口源兵衛血の記憶を再現する傾奇者
京都に270年続く老舗の帯問屋「誉田屋源兵衛」に生まれた。西陣に帯がなくなるまで現金で買い付け高値で売る。十代目を襲名すると、そんな先代の商売を覆すように帯の制作に乗り出した。

第65回
「肉質を落としてまで価格は下げない。」という強い信念を、新田は決してまげることはなかった。そして、「鹿児島県産の黒豚に勝つ。豊かな食卓を日本でも実現させる。」この2つの夢を実現させたのだ。

第272回
密輸対策の名目で輸入規制“隠れ保護主義”の台頭
ジェトロは、国際貿易が大きく縮小しかねないある動きを警戒している。各国で台頭する保護貿易的な措置の陰で、実質的な輸入規制に当たる“隠れ保護主義”ともいえる流れが頭をもたげているのだ。

第95回
イオンで初の“外国人役員”実質ナンバーツーとの声も
コンサルティング会社CEOジェリー・ブラック氏が、「イオン」初の外国人役員として就任するとし波紋を広げている。担当する事業の重要性からいっても、実質ナンバーツーに近い立場になるとの見方が多い。

第271回
完成直前のマンションに待った!高裁が建築確認“取り消し判決”
完成直前のマンションの“取り壊し”を求める判決が高裁で出され、建設業界で話題を呼んでいる。工事の進捗状況にかかわらず行政裁量が裁判で否決される、という事業者側にとってのリスクが浮き彫りになった。

第94回
JAL、ANAとも赤字転落!国策支援か淘汰か決断のとき
JAL、ANAは、通期業績予想を最終黒字から一転、赤字へ大幅に下方修正した。関係者が一様に「来期はさらに収益が悪化する」と覚悟するなか、航空業界に対する複数の緊急支援案が浮上している。

第93回
アサヒが韓国メーカー買収?ビール会社大バーゲンの内幕
韓国2位のビールメーカーOBビールをアサヒビールが買収するとの観測が強まっている。OBビールは現在、世界最大手のABIの子会社。じつは、海外展開が遅れているアサヒとABIとの思惑が合致するのだ。

09/02/21号
遅すぎた構造改革の“ツケ”を検証「日の丸電機メーカー」窮地の内幕
需要の激減と製品価格の急落が、電機メーカーを直撃しています。構造改革が遅れていた業界を直撃した世界同時不況は、まさにダメ押しでした。果たして各社は生き残れるのか? その内幕を徹底リポートします。

第62回
増え続ける過払い金返還請求に喘ぐ消費者金融業界。その流れがさらに加速しそうな新たな2つの火種がくすぶっている。時効を認めないとした最高裁判決と、情報機関への登録についての金融庁の圧力だ。

第92回
トヨタの“ホンダ・インサイト潰し”ハイブリッド車は早くも消耗戦の様相!
トヨタの「プリウス」が開拓したハイブリッド車市場に、「インサイト」で価格破壊を仕掛けるホンダ。だがトヨタも黙っていない。春の新型プリウス投入後も旧型車を併売する計画が浮上してきた。

第270回
世界経済総崩れのなかで、ひとりベトナムが好景気!?
ベトナムのホーチミン市が“好景気”にわいている。ベトナム国内向けにビジネスを展開している日系企業でも、“チャンス”と見て生産拡大に動くところが相次いでいる。

第66回
福井江太郎日本画の現在性としての前衛
作品に漂う前衛の香りは、福井の父が活躍した1970年代のポップアートを彷彿とさせる。「ライブペインティング」のパフォーマンスも、古くは絵師が宴席で披露した「席画」の延長線上にある。

第64回
すっかり身近になった中国のあらゆる情報を日本語で提供するウェブサイト「サーチナ」。中国を知るには、いまや不可欠ともいえる存在だ。月間ページビューは4600万を超え、類似サイトを寄せ付けない。
