
瀧口範子
第203回
ここ最近は世界中でムーブメントが起きている。どれも最近の社会変動や経済不安、何よりも変わりつつある世界観のようなものを反映したものと言っていいだろう。そうした21世紀型のムーブメントをサポートするサイトが、パーパス・ドットコムである。

第202回
フェイスブックがフェイス・ドットコムを買収した。同社の顔面認識技術は、グーグルやアップルも導入しているが、問題はフェイスブックがその技術を手にしたこと。フェイスブックは今や「人間データベース」化しており、顔面認識技術を合体すればどうなるか。

第201回
マイクロソフトが買収を決めたと言われる企業向けSNS運営会社ヤマー。企業向けSNSは、フェイスブックやツイッターと同じような機能を、閉じた社内だけで利用できるようにしたものだが、その利用効果はかなり高く、仕事の効率アップも可能だ。

第200回
フェイスブックが、子どもにもアカウントが開けるよう準備しているという。フェイスブックにとっては、これは新しいユーザーを確保するだけでなく、まったく新しいビジネスモデルを構築するきっかけとなるが、同時に大きな議論と抵抗を呼び起こしそうだ。

第199回
先だって、国際宇宙ステーションへ貨物を輸送し、無事地球に帰還した宇宙船ドラゴン。このドラゴンの成功は、民間企業による宇宙飛行時代がいよいよスタートしたことを世界に知らしめる画期的なできごととなっている。

第198回
アメリカの「ものづくり」熱は、ますます熱くなっている。そんななかで忘れてはならないのが、「テックショップ」の存在だ。テックショップは、ものづくりのための大小の道具があり、何か作りたい人はそこに来れば道具を自ら揃えずに、ものづくりができる。

第197回
テクノロジー業界では昨今、あちこちの企業間で訴訟が勃発しているが、その中でも最も派手にやり合っているのが、アップルとサムスンだ。ただ、一般消費者にとって、こうした訴訟は見ていておもしろいものの、何らいいことはない。

第196回
踏んだり蹴ったりとは、このようなことを指すのだろう。ヤフーでの再びのトップ交代劇である。だが、一方でこう考えてみることも可能ではないだろうか。ヤフーのブランド力は、それでもまだ健在だ、と。

第195回
大人の着せ替え人形をネット上で実現したようなサイト「ポリボア」をご存じだろうか。このサイトでは、自分の好みでファッションをコーディネートし、多様なスタイルを実験できる。他愛ない仕組みに見えるが、このサイトの潜在的可能性はかなり高そうだ。

第194回
最近、アメリカのホテルでは「エコ度」が高くなっている。その1つがウェスティンやシェラトンなどのホテルブランドを持つスターウッドホテルで、「エレメント」という新しいホテルチェーンをスタートさせ、今、人気を集めている。

第193回
コンシューマリストというサイトが2012年度WCIA大賞を発表した。ただしWCIA大賞とは「アメリカ最悪の企業」に与えられるもの。同サイトは、消費者の利益を第一義にするブログサイトなのだが、そんな賞まで授与するその実態に迫る。

第192回
複数のデジタル雑誌が「読み放題」というサービスがスタートした。その名は、「ネクストイシュー」。アメリカの雑誌出版社大手5社が共同出資したものだ。なんと、32種類もの雑誌が読めて、月額たったの14.99ドル(1200円)だという。

第191回
フェイスブックが、写真共有サービスのインスタグラムを買収。過去最高額10億ドルをつけたこの買収に大きな話題が集まっている。たった2年前に生まれたこの会社に、これほどの企業価値がつくとは驚きだが、いったいどんな魅力があるのか?

第190回
サンフランシスコでは今、「アンチ・スターバックス」とでも呼ぶような動きが起きている。地元コーヒーチェーンの勃発だ。この地元コーヒーチェーンは、何と言っても地元住民のサポートの強さが特徴である。早朝や午後には外まで行列ができるほどだ。

第9回
ソーシャルメディアの急成長で、ネット上に膨大なデータが溢れる昨今。個人に合うサービスが提供される点で利点も大きいが、データを縦横無尽に探索されると心配なのがプライバシー問題だ。現在では、データの「ブラックマーケット」の危険性までもが指摘されている。

第189回
もうソーシャルは出尽くしたかと思っていたところへ新手のソーシャルサイトが登場した。それがユーザーが画像投稿SNSサイト「ピンタレスト」だ。今後、注目なのは、ピンタレストの収入モデルだが、先には大きな可能性と危険性を秘めている。

第188回
CNNによる買収がうわさされるスタートアップ企業がある。マッシャブルというニュースサイトだ。マッシャブルは、ソーシャルメディアに関するニュースを中心に集めたサイトで、その成功にはいろいろ学ぶ点がある。たとえば、そのニッチさだ。

第187回
教育の未来とは、こういうものになるのではないか。今、アメリカでそう議論されている教育サイトが「カーン・アカデミー」だ。同サイトには、数学や科学、物理学などを中心に3000本を超えるビデオがアップロードされ、利用はすべて無料となっている。

第186回
アメリカ人にとって、車はなくてはならないもの。公共の交通手段が乏しいこの国では、どこへ行くにも自分の車が必要なのだ。だが、そんなアメリカ人の車に対する伝統を塗り替えるのに成功している会社がある。ジップカーというカーシェアリング企業だ。

第185回
オライリー・メディアは、コンピュータプログラミング言語の専門書を長らく出版してきた会社で、刻々変化するテクノロジーも同社の本を読めば把握できるくらい信頼が厚い存在だ。そのオライリーは、未来の出版社の姿を想像させる活動をここ最近増やしている。
