梶井厚志

梶井厚志

京都大学経済研究所教授
1963年広島県生まれ。86年一橋大学経済学部卒業、91年ハーバード大学Ph.D.(経済学博士号)取得。専攻は経済理論、特に情報の経済学、一般均衡理論、ゲーム理論。ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授、大阪大学社会経済研究所教授を経て、2003年より現職。著書に『ミクロ経済学:戦略的アプローチ』『戦略的思考の技術』『故事成語でわかる経済学のキーワード』などがある。梶井厚志のホームページ
第39回
「竹取物語」
梶井厚志
『竹取物語』の中に興味を惹かれる点はいくつもある。言い寄る男たちを一顧だにしなかったかぐや姫が、5人の貴公子たちには、条件を持ち出し態度を変えたところなど、非常に面白い。
「竹取物語」
第38回
「持参金」
梶井厚志
「持参金」という滑稽噺がある。「金は天下の回り物だ」という内容の話だが、今日の金融に話を置き換えて考えてみよう。
「持参金」
第37回
「はてなの茶碗」
梶井厚志
「はてなの茶碗」あるいは「茶金」という題名で知られている古典落語がある。金儲けをしようとした油売りの滑稽な噺だ。
「はてなの茶碗」
第36回
「大山詣り」
梶井厚志
現在の神奈川県にある大山は、古くからさまざまな産業を守る神の山として崇められ、信仰の対象になってきた。特に江戸時代には、大山に登ってお詣りする大山講が各地でもうけられ、大山登山が盛んに行われたそうである。
「大山詣り」
第35回
「法輪寺」
梶井厚志
京都の名所、嵐山の中腹にある法輪寺は、虚空蔵菩薩を本尊とし、『十三まいり』のお寺としても知られている。『今昔物語』には、法輪寺にまつわる次のような興味深い話がある。
「法輪寺」
第34回
「桃太郎」
梶井厚志
誰でも知っている昔話「桃太郎」。あらためて書いてみると、いかにもつまらない。話をつまらなくしている原因の一つは、桃太郎と家来たちとの関係が十分に掘り下げられておらず、また家来の役割に必然性が欠けているところにある
「桃太郎」
第33回
「直木は先ず伐られる」
梶井厚志
「直木は先ず伐られる」とは、才能を誇るものはすぐに人に利用されて身を滅ぼすことになるという意味の成語である。「出る杭は打たれる」ということわざがあり、意味も背景の論理も似通っているものの、私には直木や甘井のほうが格調高く聞こえる。
「直木は先ず伐られる」
第32回
「雉も鳴かずば」(公開終了)
梶井厚志
「雉も鳴かずば撃たれまい」というのは、余計なことは言わないほうがよいということわざとして知られている。だが、背景にある昔話を読み解くと、誰にとって余計だったのか、本当に余計だったのかが見えてくる。
「雉も鳴かずば」(公開終了)
第31回
「浦島太郎」(公開終了)
梶井厚志
浦島太郎の物語は、誰もが一度は聞いたことがあるだろう。亀を助けた善人であるはずの浦島太郎が、両親にも会えずおじいさんになってしまうという不幸な結末を迎えるのでは、話がおかしくはないだろうか。
「浦島太郎」(公開終了)
第30回
「こぶ取り爺さん」(公開終了)
梶井厚志
昔話には、善行は良い結果を生み、悪行は悪い結果につながるという、勧善懲悪ともいうべき思想を表現したものが多い。「こぶ取り爺さん」もそうだと思っていたが、善悪ではっきりと区別できるものではなさそうだ。
「こぶ取り爺さん」(公開終了)
第29回
「長崎の魚石」(公開終了)
梶井厚志
『日本の昔話』所収の「長崎の魚石」は、買い手の購買意欲の程度を売り手が正確に知り得ず、買い手もそれを正確に伝えられないとき、両者が最善を尽くしても、取引が不幸にして成立しないことがあるという話である。
「長崎の魚石」(公開終了)
第28回
「井戸の茶碗」(公開終了)
梶井厚志
古典落語「井戸の茶碗」は、登場する正直者たちがみな幸福になるという縁起の良い噺である。主人公だけではなく最終的にすべての関係者が得をするという結末に自然に導かれるのが、この噺のよくできたところである。
「井戸の茶碗」(公開終了)
第27回
「見とおし童児」(公開終了)
梶井厚志
鹿児島県に伝わる民話に、「見とおし童児」という次のような話がある。「見とおし童児」はとてもよくできた話で、さまざまな味わい方があると思う。
「見とおし童児」(公開終了)
第26回
「三船の才」(公開終了)
梶井厚志
詩・歌・管弦のいずれにも通じていることを、三船の才という。999年に藤原道長が催した舟遊びで、公任は和歌の舟にのり、名作をものにして絶賛された。
「三船の才」(公開終了)
第25回
「株を守る」(公開終了)
梶井厚志
株を守る、あるいは守株という成句がある。これは、古い習慣や成功体験にとらわれてしまい、新しいことに対応する能力のないさまを指す。この成句の語源は中国の古典『韓非子』にある、たとえ話である。
「株を守る」(公開終了)
第24回
「牛の鼻ぐり」(公開終了)
梶井厚志
九州地方の昔話に、「吉五」という知恵者が登場するものがいくつもある。その一つ「牛の鼻ぐり」は、吉五の巧妙な作戦に、荒物屋たちが見事にだまされる話だが、荒物屋たちはどこで誤りを犯したのだろうか。
「牛の鼻ぐり」(公開終了)
第23回
「効率的市場仮説」(公開終了)
梶井厚志
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探る。
「効率的市場仮説」(公開終了)
第22回
「横並び」(公開終了)
梶井厚志
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探る。
「横並び」(公開終了)
第21回
「不具合」(公開終了)
梶井厚志
身近な言葉の中にも戦略的思考の可能性が潜んでいる。本連載では、身近な言葉や格言・昔話から、そこに潜む経済学的なアイディアや戦略的な含意を探る。
「不具合」(公開終了)
第20回
「まぎわらしい」(公開終了)
梶井厚志
「まぎわらしい」を「紛らわしい」と同じ意味に使う人がいるという指摘を見かけた。「まぎわらしい」をキーワードにインターネット検索を試みたところ、驚いたことに、該当するページが大量に見つかるのである。
「まぎわらしい」(公開終了)
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