加藤順子

フォトジャーナリスト、気象予報士

気象キャスターや番組ディレクターを経て、取材者に。防災、気象、対話、科学コミュニケーションをテーマに様々な形で活動中。「気象サイエンスカフェ」オーガナイザー。最新著書は、ジャーナリストの池上正樹氏との共著『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)。『ふたたび、ここから―東日本大震災・石巻の人たちの50日間』(ポプラ社)でも写真を担当し、執筆協力も行っている。他に、共著で『気象予報士になる!?』(秀和システム)。最新刊は『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)。
ブログ:http://katoyori.blogspot.jp/

第10回
“閖上の悲劇”検証委が指摘する市の対策不備 初動体制マニュアルを見たことのない職員も…
加藤順子
東日本大震災の津波で約800人が犠牲となった名取市閖上地区の検証委員会第3回会合が年末に開かれた。委員からの報告では災害対策本部の検証について、市が長年に計画の改定を怠っていたなかで発災当日を迎えたと指摘し、厳しい評価が並んだ。
“閖上の悲劇”検証委が指摘する市の対策不備 初動体制マニュアルを見たことのない職員も…
第31回
信憑性に欠ける生存教諭の証言掲載はなぜ?大川小検証委の「公正中立・客観性」に遺族が疑問符
加藤順子
大川小学校事故検証委員会が大詰めを迎えているが、9ヵ月間の検証を見る限り、遺族たちが繰り返し指摘してきた疑問はほとんどクリアされていない。7日に行われた遺族向け報告会では、唯一の生存教諭の証言の扱いに、遺族から懸念の声が相次いだ。
信憑性に欠ける生存教諭の証言掲載はなぜ?大川小検証委の「公正中立・客観性」に遺族が疑問符
第30回
大川小検証委が初めて当日の避難行動を議論 9ヵ月目にしてようやく遺族と意見交換も
池上正樹,加藤順子
東日本大震災の大津波で、児童・教職員84人が死亡・行方不明となった大川小学校の検証が始まって9ヵ月。11月30日の第7回会合で、初めて当日の校庭での約50分間の状況についての議論が行われ、検証委と遺族との初の「意見交換」が持たれた。
大川小検証委が初めて当日の避難行動を議論 9ヵ月目にしてようやく遺族と意見交換も
第29回
大川小検証委で柳田邦男さんが根拠の欠如を指摘 遺族が「戦慄を覚えた」有識者ヒアリング
加藤順子
石巻市立大川小学校の第三者による事故検証の開始から9ヵ月近くが過ぎた。だが、検証を見守る遺族たちからの信頼は、すでに失墜している。11月3日には、第6回会合内で有識者ヒアリングが行われたが、遺族の怒りは一層加速した。
大川小検証委で柳田邦男さんが根拠の欠如を指摘 遺族が「戦慄を覚えた」有識者ヒアリング
第379回
大島町の防災体制、特別警報の問題点が明らかに 伊豆大島豪雨 24時間雨量824ミリの衝撃
加藤順子
16日、台風26号に伴い発生した集中豪雨で、伊豆大島の都が指定する土砂災害危険箇所内で大規模な土石流が発生した。死者・行方不明者が50人超に達するまでの甚大な被害をもたらした、その根本的な原因はどこにあるのか。気象予報士らの見解から検証する。
大島町の防災体制、特別警報の問題点が明らかに 伊豆大島豪雨 24時間雨量824ミリの衝撃
第27回
大川小の遺族がついに文科省へ意見書を提出 「検証委への不信感」に義家政務官はどう回答したか
加藤順子
東日本大震災の大津波で石巻市立大川小学校の児童・教職員84人が犠牲となった問題で、検証委員会が立ち上がって7ヵ月あまり。期待とは違う方向に検証が進むことに不信感を募らせていた遺族たちが、ついに文科省へ意見書を持って乗り込んだ。
大川小の遺族がついに文科省へ意見書を提出 「検証委への不信感」に義家政務官はどう回答したか
第26回
大川小遺族・市教委の話し合いが10ヵ月ぶりに開催 これまでの説明会から変化した点、変わらない点とは
加藤順子
石巻市教育委員会が主催する大川小遺族との話し合いが約10ヵ月ぶりに開催された。なぜこれほどまでにブランクがあったのか、遺族への心のケアが滞っていることへの質問などが相次いだが、これまでの説明会とは明らかな変化も垣間見られた。
大川小遺族・市教委の話し合いが10ヵ月ぶりに開催 これまでの説明会から変化した点、変わらない点とは
第25回
遺族と委員、どちらが専門家なのか?「報告会」で表れた大川小検証委の“アバウトさ”
加藤順子
児童・教職員計84人が死亡・行方不明となっている大川小学校の事故検証が「遺族向け報告会」が開かれた。報告会で遺族から上がったのは、検証内容や検証の進め方などに関する非常に厳しい意見で、委員の解任を求める声も出された。
遺族と委員、どちらが専門家なのか?「報告会」で表れた大川小検証委の“アバウトさ”
第24回
「なぜ50分間逃げなかったのか」は明らかにならず遺族が憤る大川小検証委・中間報告の内容
池上正樹,加藤順子
東日本大震災の津波で84人が死亡・行方不明になった大川小学校。7月7日の第3回大川小事故検証委員会では、中間報告がなされたが、その中身はすでに遺族が調べて来た事実ばかりで、しかも事実解明の核心部分の議論は、一切なかった。
「なぜ50分間逃げなかったのか」は明らかにならず遺族が憤る大川小検証委・中間報告の内容
第23回
津波生存者の証言がないまま中間報告へ大川小遺族に募る検証委員会への不安とモヤモヤ感
加藤順子
東日本大震災の大津波で児童・教職員84人の死者・行方不明者を出した大川小学校。事故検証委員会の第3回会合が今月7日に開かれ、中間報告が発表される。3月以降、進捗の見えない状況におかれた遺族たちのモヤモヤした思いは、募るばかりだ。
津波生存者の証言がないまま中間報告へ大川小遺族に募る検証委員会への不安とモヤモヤ感
第7回
「戻りたい」わずか25%でも再建計画に変更なし 閖上の住民意向調査は何のために行われたのか?
加藤順子
東日本大震災前には約5500人いた宮城県名取市閖地区の住民の大量流出が現実となりそうだ。調査によると、震災で地区全体が壊滅的な被害を受けた閖上に「戻りたい」とした住民はわずか25.2%。9ヵ月前の調査より大幅に減っていた。
「戻りたい」わずか25%でも再建計画に変更なし 閖上の住民意向調査は何のために行われたのか?
第6回
“閖上の悲劇”を生んだ中学校への避難誘導で新事実2年近くも隠された「公民館長の証言」とは
池上正樹,加藤順子
東日本大震災で約800人が犠牲になった名取市閖上地区。市の指定避難所の「閖上公民館」から「閖上中学校」へ誘導される途中に津波にのまれたことが犠牲を大きくした要因とされているが、それに関して筆者の取材で新たな事実が明らかになった。
“閖上の悲劇”を生んだ中学校への避難誘導で新事実2年近くも隠された「公民館長の証言」とは
第5回
1年ぶりの閖上地区・住民説明会に800人住民軽視で進む名取市「現地再建策」の中身
加藤順子
宮城県名取市が進める閖上地区の現地再建案が、揺れている。市は3月30日、閖上地区の復興まちづくり案の住民説明会を1年ぶりに行い、計800人近くが参加。市長をはじめとする市側からの住民軽視の説明に、住民の苛立ちと不安は高まっていった。
1年ぶりの閖上地区・住民説明会に800人住民軽視で進む名取市「現地再建策」の中身
第21回
“ヤンキー先生”の訪問で入り混じる期待と不安苦悩し続けた「大川小遺族の2年」を振り返る
加藤順子
東日本大震災で児童・教職員84人が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校。震災から2年を目前に、市内の斎場営まれた大川小の三回忌の合同法要にヤンキー先生こと義家政務官が、児童・教職員遺族、同級生の前で頭を下げ、お詫びを述べた。
“ヤンキー先生”の訪問で入り混じる期待と不安苦悩し続けた「大川小遺族の2年」を振り返る
第17回
大川小検証委員の人選に本当に異論はなかったか期待した文科省にも裏切られた遺族の絶望と憤り
加藤順子
東日本大震災の津波で多くの児童が犠牲になった石巻市大川小学校の惨事を検証する委員会の設置が、石巻市議会で審議されている。しかし、委員会の人選、内容を見てみると、行政側の都合や結論ありきで進められており、遺族の思いは全く反映されていない。
大川小検証委員の人選に本当に異論はなかったか期待した文科省にも裏切られた遺族の絶望と憤り
第16回
ついに国主導で“大川小の惨事”検証へ遺族が文科省に抱く大きな期待、よぎる不安
池上正樹,加藤順子
文部科学省は11月3日、遺族と県教委、市教委とともに4者会合を開き、事故検証委員会を設置して1年後に最終報告をまとめる方針を明らかにした。これまで県教委や市教委にいら立ちを覚えていた遺族がこの動きに期待する中、文科省は真相を明らかにできるか。
ついに国主導で“大川小の惨事”検証へ遺族が文科省に抱く大きな期待、よぎる不安
第15回
大川小児童の遺族が立ち上がってから4ヵ月明らかになった真実、隠され続ける真相とは
加藤順子
震災から1年3ヵ月あまりが過ぎた2012年6月16日、事故の真相が一向に明らかにされない現状を訴えるために遺族の有志が会見を行った。あれから4ヵ月半――。これまで、どのようなことが明らかにされ、何が課題として残されているのか。
大川小児童の遺族が立ち上がってから4ヵ月明らかになった真実、隠され続ける真相とは
第14回
文科省主導で動き出した「第三者委員会」による検証委員会メンバーの “人選” が議論の焦点に
加藤順子
膠着状態が続いていた大川小学校の事故検証だが、9月下旬、文科省から事態の進展を促す働きかけがあり、昨年来凍結状態にあった「第三者委員会」を設置しての事故の検証に向けて、ようやく新たな動きが出てきた。
文科省主導で動き出した「第三者委員会」による検証委員会メンバーの “人選” が議論の焦点に
第11回
大川小児童の最後の足取りはどこまでたどれたか初の現場検証でも曖昧にされた校庭での50分間
加藤順子
震災から1年5ヵ月が経過した先月8月21日、石巻市教育委員会によって初めて、大川小学校の現場検証が行われた。児童の遺族や地域の人たちも参加した画期的な出来事に思われたが、実際には最後の足取りを曖昧にしたままの遺族に不満の残る結果に終わった。
大川小児童の最後の足取りはどこまでたどれたか初の現場検証でも曖昧にされた校庭での50分間
第9回
唯一生存した男性教諭の報告に大きな矛盾!?大津波後の大川小生存者を見た夫妻の証言
加藤順子
東日本大震災の大津波で、児童・教職員84人の犠牲者が出た石巻市立大川小学校。今もまだ真実が明らかになっていないなか、私たちは大津波が襲った当日、大川小の生存者の様子を目撃したという夫妻に出会った。夫妻はあの日、どんな事実を見ていたのか。
唯一生存した男性教諭の報告に大きな矛盾!?大津波後の大川小生存者を見た夫妻の証言
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