高山信彦

株式会社イナクト代表取締役
1956年山口県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、富士ゼロックス株式会社に入社。
在職中の 87年~88年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科に派遣され経営学修士号(MBA)を取得。91年に「株式会社イナクト」を設立し、同社代表取締役に。
以来、一貫して選抜人材を対象とした企業内ビジネススクールを企画・運営の仕事をする。経営学の基本概念を習得させたあと、経営戦略の策定から実践にまで至るその研修スタイルが、多くの企業から絶大な支持を得ている。東レ、JR西日本、みずほフィナンシャルグループ、商船三井、全日空、パナソニック電工、住友重機械、ツネイシホールディングス、サンデンなどの大手・中堅企業等で、20年以上にわたって、のべ5000人以上の生徒を教える。その多くで経営トップのコミットのもと、将来の幹部候補生たちが「経営学」を武器として身につけ、会社の方向性そのものを変えていくような人材に育つのをサポートしてきた。人材育成を通じて事業変革を行える稀有なコンサルタント。
著書に『経営学を使える武器にする』(新潮社)がある。
第6回
ポーターの経営学を使える武器にする
高山信彦
ポーターの理論は、他社と差別化するための有益な示唆を与えてくれる。特に『競争優位の戦略』第7章は業界細分化と競争優位について書かれていてとても重要だ。ポーターは、業界セグメントごとに5つの競争要因の力関係は異なるという。つまり、「業界を細分化したあとの状態」を「業界」と読み替えて、初めて『競争優位の戦略』は実践の書になるのだ。
ポーターの経営学を使える武器にする
第5回
経営学には「4つ」の種類がある(後篇)
高山信彦
経営学には基本となる4つの戦略論の学派がある。ポジショニングアプローチ、資源アプローチ、ゲームアプローチ、学習アプローチの4つだ。ゲームアプローチは、競争相手との打ち手の応酬に重きを置く考え方で、学習アプローチは、事業活動を通じて蓄積される自社の経営資源を将来の事業活動に活かす考え方である。
経営学には「4つ」の種類がある(後篇)
第4回
経営学には「4つ」の種類がある(前篇)
高山信彦
経営学には基本となる4つの戦略論の学派がある。ポジショニングアプローチ、資源アプローチ、学習アプローチ、ゲームアプローチの4つである。ただ、実際のビジネスで応用するときには、この4つのどれかを選ぶというよりも、4つの視点から総合的に考えて自社や自部門を見つめ、バランスで戦略を考えていくべきである。
経営学には「4つ」の種類がある(前篇)
第3回
リーダーには「抽象化・概念化」の能力が必須
高山信彦
会社や組織では階層が上に行けば行くほど、より概念化・抽象化して考える能力が求められる。それはリーダーや経営幹部になるための必要条件ともいえる。概念化・抽象化の意義を理解すると、経営学を実務に適用できるようになるだけでなく、他産業の事例からも有益なヒントが得られるようになる。
リーダーには「抽象化・概念化」の能力が必須
第2回
経営の全体像を頭にインプットする
高山信彦
東レ、JR西日本、みずほフィナンシャルグループなど、人材育成と事業変革を同時に達成する「伝説の研修」で多くの幹部人材を輩出してきたカリスマ講師が、次世代の幹部人材になるための要諦を説く連載。経営学を学ぶうえで、これだけは欠かせないという要点とは何か?
経営の全体像を頭にインプットする
第1回
経営幹部になれる人、なれない人、その違いは?
高山信彦
もっと昇進昇格したい、経営幹部になりたいと思うビジネスパーソンは多い。しかし現実には、経営幹部になれる人と、なれない人がいるのも事実。では、その2つを分けるものとは何か? 「伝説の研修」で数多くの幹部人材を輩出してきたカリスマ講師の高山氏は、「戦略策定力」と「戦略実行力」の2つがカギだという――。
経営幹部になれる人、なれない人、その違いは?
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養