仲野 徹
第81回
今年、満80歳となった養老孟司さんの「ぼちぼち死んでも当たり前の年齢になった。それなら言い残してきたことを書いておきたい」という思いから、最新作が出版された。養老さんが人生最後に世に問いかけたいこととは、いったい何だろうか。

第59回
女子プロレスで話題になった小畑千代をご存じだろうか?高度経済成長期に突入する1955年にデビュー、死ぬまで現役を貫く80代の現役女子プロレスラーだ。彼女は、小柄ながら切れ味の鋭い技といい、プロレスの盛り上げ方のうまさといい、大向こうを唸らせる演出の名手だった。そんな彼女の生き様を描く。

第55回
「もう何もかもイヤになった、生まれ変わってやりなおしたい」――誰だってふとそう考えることはあるだろう。しかし、自分を死んだことにして、別の人生を歩み始めることならばできるかもしれない……。そんな可能性はあるのだろうか?

第43回
ある時代に天才が何人も出現した都市が存在するのはなぜか?天才たちを排出した都市を巡り歩いた紀行本だ。天才を生み出す、創造性を育むのに適した環境とはどのようなものか、また、その環境下で天才はどのように育っていったか。本書を読めば、想像力に富んだ子を育てるためにも参考になるだろう。

第42回
大学の定員割れも出てきている中、入学志願者数が10万人超の日本一、ド派手な入学式、マグロ完全養殖の研究といえば近大だ。少し前までちょっと垢抜けしないバンカラのイメージだったが、今では人気大学。なぜここまで変貌を遂げることができたのか――。

第3回
老人の万引きが増加しているというのは聞いたことがあった。しかし、まさか、ここまでとは思っていなかった。驚いただけではなく哀しくなってしまったが、こういう現実を直視せずに現代社会を論じることはできないはずだ。
