
2020.7.10
コロナ禍に喘いだ「60職種77人」の記録、ホストクラブ経営者・校長先生…
新型コロナウイルス、誰一人として影響がなかった人はいないだろう。しかし、その影響の受け方は、それぞれの人によって違う。いまさらながら、そのことがよくわかった。緊急事態宣言が出された4月7日あたりから、ゴールデンウィークの頃まで。総勢…
病理学教授
1957年大阪・千林生まれ。大阪大学医学部医学科卒業後、内科医から研究の道へ。ドイツ留学、京都大学医学部講師、大阪大学微生物病研究所教授を経て、2004年から大阪大学大学院医学系研究科病理学の教授。2022年に退官し、隠居の道へ。2012年日本医師会医学賞を受賞。著書に、『医学問答 西洋と東洋から考えるからだと病気と健康のこと』(若林理砂〈共著〉、左右社)、『エピジェネティクス』(岩波新書)、『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)、『考える、書く、伝える 生きぬくための科学的思考法』(講談社+α新書)、『仲野教授の そろそろ大阪の話をしよう』(ちいさいミシマ社)、『仲野教授の 笑う門には病なし!』(ミシマ社)など多数。
2020.7.10
新型コロナウイルス、誰一人として影響がなかった人はいないだろう。しかし、その影響の受け方は、それぞれの人によって違う。いまさらながら、そのことがよくわかった。緊急事態宣言が出された4月7日あたりから、ゴールデンウィークの頃まで。総勢…
2020.4.10
『着せる女』を読んで目が覚めた。きちんと身に合った、シチュエーションにあった服を着たら、むっちゃかっこようなるらしい。なんと、顔つきまで変わるとか。ひょっとした性格も変わって、女が群がるようになるかもしれん。と、そこまではないかも…
2020.3.13
ドミニク・チェン、最近、ときどき目にする名前だが予備知識はまったくない。そして『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために』を読んだ。ドミニク・チェンが何者かがわかったかと尋ねられると、返事に窮してしまう。もちろん、その経歴や…
2020.2.14
大阪にいると、ほとんどちくわぶなるものを目にすることもなければ、耳にすることもない。もちろん、口にすることもない。基本的にチャレンジャーなので、一度は食べてみるべきだ。と思ったわたしがアホでした。
2019.12.13
天才プログラマーのポール・コールダー・ル・ルーがいかにして数多くの犯罪に手を染め、一代で暗黒産業を作り上げることができたのか。そして、ル・ルーはいまどうしているのか。ひとりの記者が4年以上にわたって追い続けた。その全記録である。
2019.10.25
円谷幸吉、ある年齢以上の人にとっては決して忘れることのない名前だ。東京オリンピックのマラソン、二位で国立競技場に戻ってくるが、イギリスのヒートリーに抜かれ惜しくも三位に。1968年のメキシコオリンピックを目指すが、その年の1月、両刃の…
2019.8.16
大阪という町、世間ではどんなイメージで見られてるんでしょう?「お笑い」、「こなもん」、「ヒョウ柄のおばちゃん」、「えげつない」、「ガラ悪い」、とかでしょうか。
2019.7.26
生物系の研究のメインはいまや分子生物学である。そんな中でキリンだ。普通に考えたらアホ、元へ、無謀である。「キリンの研究がしたいんです」と何人もの先生に尋ねたが、難しいと言われ続けてきた。
2019.7.19
病理医の先生方は、日夜、臓器を見たり顕微鏡を覗きながら、これは何とかがんですね、とか、このがんはこのあたりまで広がってますね、とかの診断、すなわち、形態学的な診断をしておられる。『おしゃべりながんの図鑑』は、がん細胞がどんな「顔」…
2019.6.7
珍書というべきか奇書というべきか、何しろ驚愕の一冊である。『鼻から尿』??「♪チャラリー鼻から牛乳」の嘉門タツオもびっくりだ。それに『爆発する歯』??そんなことあるはずないやろ!という気がするのだが、いずれもがれっきとした医学雑誌…
2019.4.12
ポモドーロ・テクニックをご存じだろうか。生産性をあげるための必殺技である。なんら難しいものではない。25分を一単位にして仕事を区切る。ただし、その25分の間は、これをやると決めたテーマに集中する。電話に出たり、メールをチェックしたり、…
2019.3.8
多くの人は、旅行に出かける前と旅行中にガイドブックを読むだろう。それではどのようなガイドブックが優れているか。まずは、見るべき場所がたくさん載っていることが必要だ。知らない場所に行くのである。何があるかわからない。たいがいの場合は…
2018.11.16
“注意して欲しいのは、食事中に読まないこと。中には強烈な刺激を伴うものもある。”冒頭のことばがすべてを物語っている。数々の辺境モノを著し、ソマリア本でいくつもの賞に輝いた高野秀行、今度は食の探検家である。辺境で経験した数々の恐ろし…
2018.11.9
かつては釜ヶ崎とよばれ、いまは、あいりん地区とよばれるドヤ街が大阪・西成にある。あいりん地区は多くの市民が憩う場所から目と鼻の先にある街だ。しかし、大阪市民の多くは、その名を知っていても、足を踏み入れたことはないはずだ。わたしもそ…
2018.10.5
国家元首の主治医たちをめぐるノンフィクションである。もちろん、主治医についてだけでなく、元首たちの病気や性癖、投薬についても詳しく描かれている。登場する元首たちは並みの権力者ではない。ヒトラー、チャーチル、ペタン、フランコ、ムッソ…
2018.9.14
PTSD、人間関係、身体問題、環境問題、弱者への共感、慢性疼痛、スポーツトレーニング、教育、などなど。バーチャルリアリティー(VR)はこれほどまで多くのことに応用できるのか。
2018.3.16
「女子高生が1日にスマホを使う時間」「1日に生まれてくる赤ちゃんの数と亡くなる人の数」「1日に発生する振り込め詐欺の被害額」……日々の暮らしを中心に全54話を紹介。1日という時間を尺度にした数字で表すことで、その実態が見えてくる。
2017.12.29
今年、満80歳となった養老孟司さんの「ぼちぼち死んでも当たり前の年齢になった。それなら言い残してきたことを書いておきたい」という思いから、最新作が出版された。養老さんが人生最後に世に問いかけたいこととは、いったい何だろうか。
2017.7.28
女子プロレスで話題になった小畑千代をご存じだろうか?高度経済成長期に突入する1955年にデビュー、死ぬまで現役を貫く80代の現役女子プロレスラーだ。彼女は、小柄ながら切れ味の鋭い技といい、プロレスの盛り上げ方のうまさといい、大向こうを唸…
2017.6.30
「もう何もかもイヤになった、生まれ変わってやりなおしたい」――誰だってふとそう考えることはあるだろう。しかし、自分を死んだことにして、別の人生を歩み始めることならばできるかもしれない……。そんな可能性はあるのだろうか?
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