松崎のり子
2021年の新生活シーズンは、明るいスタートとなった人ばかりではないだろう。コロナ禍の影響で収入が上がらない、それどころか手当の見直しで実質減に、との声も聞こえる。そこで、頭に浮かぶのが「節約」。ただ、普段から節約している人でも気をつけてほしいことがある。それはかえって逆効果になる「逆・節約ワザ」だ。

2021年4月1日から値札が変わる。消費税込みの「総額表示」が義務付けられるからだ。消費者にとっては、結局いくら払うのかわかりやすくなり、メリットもあるだろう。しかし、コロナ禍で店側にさらなる負担を強いることにならないだろうか。

メガバンクが次々発表している「紙の通帳有料化」。無料で享受してきた銀行サービスが、もはや“昔話”になりつつある。あらゆるサービスが有料に向かうなか、うっかりしていると利用者が余計な手数料を負担させられることも増える。知っておくべき「有料」と「無料」の境目を知り、これからの銀行選びのポイントを探っていこう。

2021年がスタートして、もうすぐ1カ月。いきなり緊急事態宣言に再突入し、我が家の家計はこの先どうなるのか戸惑っている家庭も多いだろう。コロナが収束したらすぐ元通り――には、なりそうもない。しかし、たとえコロナ禍でも、それに応じた「貯め方」はある。確実にお金を増やすには、家計の変化を知ることが肝要だ。

「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えた。コロナ禍で景気回復の兆しが見えない中、家計でも「持続可能」を意識しておいた方がよさそうだ。無理なく継続できる節約目標を立てよう。

コロナ禍で景気はなかなか上向かず、消費控えの傾向は続きそうだ。多くの人が「1円でも安く買いたい」と思っているだろう。節約好きを自負する筆者が “安い匂い”がする店のかぎつけ方を伝授する。

「Go Toトラベル」キャンペーンでもらえる「地域共通クーポン」の使い方をしっかり理解している人はどれだけいるだろうか?利用するにはさまざまな条件がある上に、「電子クーポン」の場合は、利用できる店も限られているなど、使いこなすのは意外と難しい。そこで今回は「おトク」を取りこぼさないための裏ワザを解説する。

9月に「ドコモ口座」の不正引き出し問題が相次ぎ、キャッシュレス決済に不安を抱く人が多い。しかし、コロナ禍もあって、今後確実にキャッシュレス化は進んでいく。今、私たちがすべき対策を確認して、最低限の備えをしよう。

新型コロナ時代の日本経済。暮らしの先行きに不安を持つ声は多い。筆者は生活情報誌の編集者として勤めた昭和~平成の時代、節約記事をずいぶん手掛け、現在も読者として興味深く読んでいる。その経験からも、よい節約と悪い節約があると感じてきた。では「コロナ家計のニューノーマル」はどう見直すべきなのか見ていこう。

マイナンバーカードを介した上で、キャッシュレス決済サービスで買い物などをするとポイント還元されるという、「マイナポイント」の取得が9月から始まる。テレビではCMも流れ、「早くやらないと損しますよ」とあおられているかのようだ。しかし本当にマイナポイントを利用した方が良いのだろうか?何も考えずに利用すると「罠」にハマるかもしれない。

2020年も半分が終わり、当初の予定通りならもうすぐ開幕するオリンピックに沸いていたころだ。しかし、現在の日本はそんな浮かれ気分からは程遠く、環境は一変している。ボーナス支給も、もうすぐ来る夏休みも、うれしさ半分というところだろう。これまで当たり前に過ごしてきた日常はたぶん戻らない。それと同時に、お金の常識も変わっていくだろう。新型コロナ以降の世界をサバイブするためには、生活だけでなく家計面も「新しいお金様式」に切り替える必要がある。コロナ時代に即した家計の常識について考えてみたい。

政府は、マイナンバーと預貯金口座のひも付けについて、国民1人1口座の登録義務化を目指すことを明らかにした。我々はどこの銀行をメインバンクにすればいいのか。サービスの改悪が話題になることも多い銀行について、利用者目線で点数をつけてみよう。

「コロナ明け」の社会では、モノやサービスの価値がこれまでと変わり、意外なものが値上がりしたり、値下がりしたりする可能性がある。それは、家庭に大きなインパクトをもたらすかもしれない。足もとの消費から値上がり・値下がりのトレンドを読み解いてみよう。

あれほど日本中がわいていた「キャッシュレス祭り」は、コロナ騒動によってすっかり静まり返ってしまった。しかし、こんなご時世だからこそ、キャッシュレス決済が果たす役割は大きくなっている。なぜ、そのことがアピールされないのか。

ついに4月7日、政府は東京都を含む7都府県を対象に緊急事態宣言を発令した。期間は約1カ月で、住民にはさらに徹底した外出自粛が求められることになる。気になるのは、前代未聞の状況下における家計の支出だ。「巣ごもり生活」に必要なお金を徹底試算した。

コロナショックにより、子どもは休校、大人はリモート―ワークと、家族が家庭にいる時間が増えている。生活が内向きになれば、お金の使い方も変わる。「巣ごもり生活」には、これまでかからなかったお金がかかる場合もある。家計が破綻しないための見直しが急務だ。

スマホ決済各社が、高還元率のキャンペーン合戦を繰り広げている。色々目移りして、その都度使う決済アプリを乗り換えていると、消費者は「キャッシュレス疲れ」に陥ってしまう。本当に使えるサービスに絞り込む方法を教えよう。

東京五輪特需、消費増税に伴う負担緩和措置の終了など、2020年にはモノやサービスの消費動向に影響を与えるポイントがいくつもある。家電、住宅、ポイントなどの損しない買い時、使い時はいつか。賢く消費するコツをお伝えする。

消費増税後に始まったキャッシュレス決済のポイント還元事業が、利用を伸ばしている。日本全国がキャッシュレス花盛りという状況だが、その仕組みには落とし穴もある。知らず知らずのうちに搾取されている、残念な人の傾向とは。

消費増税から2カ月が過ぎた。増税の緩和策として打ち出されたキャッシュレス決済時のポイント還元は思いのほか好評で、キャッシュレス決済サービスの利用者は増え続けている。いま最もおトクな決済サービスはどれだろうか。
