榎本博明

心理学博士

えのもと・ひろあき/1955年東京都生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻に学び、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、MP人間科学研究所代表。著書に『伸びる子どもは○○がすごい』『「指示通り」ができない人たち』(以上、日経BP)、『自己肯定感という呪縛』(青春出版社)、『60歳からめきめき元気になる人-「退職不安」を吹き飛ばす秘訣』(朝日新聞出版)など多数。

第46回
なんでも会議で決める組織は、なぜ間違いを犯しやすいのか
榎本博明
近頃、健全な組織にするために、何でも会議にかけて、みんなで検討して決めようとする組織運営者が多いようだ。しかし、そこには大きな落とし穴がある。実際、不祥事が発覚したり、方針転換を誤ったりしたとき、それは誰かの独断で行われたというのでなく、多くの場合は会議にかけられ正式な手順を踏んで決定されているのだ。なぜ「みんなで話し合って決める」のが危ういのか。
なんでも会議で決める組織は、なぜ間違いを犯しやすいのか
第45回
人事評価で「数字至上主義」の落とし穴、仕事の質が低い人の評価アップも
榎本博明
科学的であることを標榜(ひょうぼう)し、数字をもとにした人事評価がもてはやされている。だが、数値化すれば科学的になるというのは幻想だ。そこには大きな落とし穴がある。厳しい数値目標が不祥事を引き起こすといった事例には事欠かないが、そのような意味でなくとも、数字にとらわれ、数字を信奉することが組織の不利益につながることは多い。
人事評価で「数字至上主義」の落とし穴、仕事の質が低い人の評価アップも
第44回
組織の判断ミスはなぜ起こるのか?「属人思考」のはびこる組織が危ない理由
榎本博明
会議で慎重に決めたはずなのに判断を誤ってしまい、それが組織にとって致命的なものになることがある。なぜ慎重に判断したはずなのに誤ってしまうのか。そのようなケースで問題となるのが属人思考だ。組織としての判断ミスをなくすには、この属人思考について知っておく必要がある。
組織の判断ミスはなぜ起こるのか?「属人思考」のはびこる組織が危ない理由
「聴いてるつもり症候群」で周りをイライラさせてない?15項目でチェック
榎本博明
勘違いや早とちりが多く、ミスを繰り返すようなコミュニケーションがあまりうまくいかない人には「聴く力」に問題があるかもしれない。だが、そういう人にイライラする側にも、周囲の人たちに同じような思いをさせている可能性もある。そこで、今回は聴いてるつもりの病理傾向について考えたい。
「聴いてるつもり症候群」で周りをイライラさせてない?15項目でチェック
第42回
企画書がいつも通る人、成功の理由は「耳」にあった!
榎本博明
いろいろ工夫して仕上げ、「これなら大丈夫」と自信をもって提出した企画書が通らない、というのはよくあることだ。その一方で、提出した企画書はほとんど採用されるという人もいる。発想力の違いと言ってしまえばそれまでだが、どうもそこにはちょっとしたコツがあるようだ。
企画書がいつも通る人、成功の理由は「耳」にあった!
優秀な社員と大多数の平凡な社員をどう評価する?承認欲求を満たすコツ
榎本博明
経営者や管理職は、従業員みんなに全力でやる気を出してほしいと願うものだが、実際には最低限の義務を果たすような働き方をしたり、惰性に任せて働いたりする者もいて、ヤキモキする。では、どうしたらやる気がみなぎる職場にできるのか。その鍵を握るのが人事評価システムである。
優秀な社員と大多数の平凡な社員をどう評価する?承認欲求を満たすコツ
第40回
僕はロボットじゃない!業務のマニュアル化で注意すべき「自律欲求」とは
榎本博明
じっくり人材を育てる余裕のない時代になった。そこで威力を発揮しているのが仕事のマニュアル化だ。マニュアルがあることで、だれがやっても一定の仕事の質が保たれる。だが、そうした便利さがある半面、マニュアル化には意外な落とし穴があるのだ。
僕はロボットじゃない!業務のマニュアル化で注意すべき「自律欲求」とは
第39回
あなたのリーダーシップ、古くない?組織の成熟度で変わる4つのスタイル
榎本博明
リーダーシップの取り方をずっと変えない管理職や経営者がいる。昔はうまくリーダーシップが取れていたのに、なぜか最近メンバーとうまくいかないという人は、方法を昔から変えていないということが問題かもしれない。組織をうまく機能させるには、リーダーシップの取り方を適宜切り替えていく必要がある。
あなたのリーダーシップ、古くない?組織の成熟度で変わる4つのスタイル
仕事ができる人が必ずしもリーダーにふさわしいわけではない理由
榎本博明
どの組織でも、誰をリーダーに選ぶか頭を悩ますものである。仕事ができる人物が必ずしもリーダーにふさわしい行動を取れるとは限らないからだ。そうかといって、リーダー候補が複数いるとして、仕事能力で明らかに劣る人物の方をリーダーに指名しても、仕事ができる方の人物のモチベーションが下がれば組織として大きな損失だし、不満が出てきてややこしいことにもなりかねない。望ましいのは仕事能力で優る人物にリーダーにふさわしい行動を身につけてもらうことである。今回は、リーダーとして力を発揮している人たちが身につけている心理機能について見ていきたい。
仕事ができる人が必ずしもリーダーにふさわしいわけではない理由
「本が読めない人」を育てる日本、2022年度から始まる衝撃の国語教育
榎本博明
今、教育の現場では、あらゆる学習において、社会に出てからの実用性を重視する実学志向が強まっている。だが、基礎知識や教養、物事を深く考える習慣を身につけさせないのであれば、先の読めない変化の激しい時代を柔軟に生きることは困難だ。『教育現場は困ってる――薄っぺらな大人をつくる実学志向』(平凡社新書)の著者・榎本博明氏は、学校教育の在り方に警鐘を鳴らす。今回はシリーズ5回目で、「実学重視に走る教育の危うさ」について問題提起する。
「本が読めない人」を育てる日本、2022年度から始まる衝撃の国語教育
「えこひいき上司」が不公平な人事評価を自覚しにくい心理的理由
榎本博明
えこひいきする上司に苦しめられたという人は少なくない。「だから自分はそんなことはしたくない」と言っていた人が、いつの間にか「えこひいき上司」になっていることがある。なぜそんなことになってしまうのか。そこには上司自身にもわからない無意識の心理過程が働いている。それを自覚することが、人事評価のえこひいきをなくすための第一歩となる。
「えこひいき上司」が不公平な人事評価を自覚しにくい心理的理由
欧米を真似た「対話的学習」一辺倒では、日本の教育が危うい理由
榎本博明
今、教育の現場では、あらゆる学習において、社会に出てからの実用性を重視する実学志向が強まっている。だが、基礎知識や教養、物事を深く考える習慣を身につけさせないのであれば、先の読めない変化の激しい時代を柔軟に生きることは困難だ。『教育現場は困ってる――薄っぺらな大人をつくる実学志向』(平凡社新書)の著者・榎本博明氏は、学校教育の在り方に警鐘を鳴らす。今回はシリーズ4回目で、「欧米に追従する対話的学習」について問題提起する。
欧米を真似た「対話的学習」一辺倒では、日本の教育が危うい理由
内申書ばかり気にして学力が低い学生を量産、教育現場の誤った成績評価
榎本博明
今、教育の現場では、あらゆる学習において、社会に出てからの実用性を重視する実学志向が強まっている。だが、基礎知識や教養、物事を深く考える習慣を身につけさせないのであれば、先の読めない変化の激しい時代を柔軟に生きることは困難だ。『教育現場は困ってる――薄っぺらな大人をつくる実学志向』(平凡社新書)の著者・榎本博明氏は、学校教育の在り方に警鐘を鳴らす。今回はシリーズ3回目で、「主体的に学習に取り組む態度」の評価について問題提起する。
内申書ばかり気にして学力が低い学生を量産、教育現場の誤った成績評価
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「活動あって学びなし」教育界が推奨する討論学習・体験学習の功罪
榎本博明
今、教育の現場では、あらゆる学習において、社会に出てからの実用性を重視する実学志向が強まっている。だが、基礎知識や教養、物事を深く考える習慣を身につけさせないのであれば、先の読めない変化の激しい時代を柔軟に生きることは困難だ。『教育現場は困ってる――薄っぺらな大人をつくる実学志向』(平凡社新書)の著者・榎本博明氏は、学校教育の在り方に警鐘を鳴らす。今回はシリーズ2回目で、日本の教育界が推奨してきた「アクティブ・ラーニング」について問題提起する。
「活動あって学びなし」教育界が推奨する討論学習・体験学習の功罪
言葉を理解できない大学生が増加、今の教育では対処できない理由
榎本博明
今、教育の現場では、あらゆる学習において、社会に出てからの実用性を重視する実学志向が強まっている。だが、基礎知識や教養、物事を深く考える習慣を身につけさせないのであれば、先の読めない変化の激しい時代を柔軟に生きることは困難だ。『教育現場は困ってる――薄っぺらな大人をつくる実学志向』(平凡社新書)の著者・榎本博明氏は、学校教育の在り方に警鐘を鳴らす。
言葉を理解できない大学生が増加、今の教育では対処できない理由
ポジティブな人は成長しにくい!?不安を感じる方が仕事が優秀な理由
榎本博明
「ポジティブなことは良いが、どうもポジティブすぎる人は仕事ができないような気がする。むしろ心配性の人の方が、ミスが少ないと感じる。一体どうしてだろう?」。そのような疑問を口にする経営者がいる。実は、そこには非常に鋭い洞察が含まれている。意外かもしれないが、その不安のなさが成長の妨げになっているのだ。
ポジティブな人は成長しにくい!?不安を感じる方が仕事が優秀な理由
コロナ収束後も常態化する在宅勤務、快適に続けるために最も必要なことは
榎本博明
多くの人が在宅勤務を強いられるようになって約2カ月がたつ。この間、心身の不調や家族間のいさかいによるストレスを訴える人たちが目立ち、「コロナうつ」という言葉も生まれた。緊急事態宣言がようやく解除されたものの、在宅勤務がいきなりなくなるわけではないし、在宅勤務を部分的に取り入れようとする企業も出てきている。在宅勤務を快適に続けるためにはどうすればいいのか。
コロナ収束後も常態化する在宅勤務、快適に続けるために最も必要なことは
第34回
在宅勤務が長引いても、「コロナうつ」にならない方法とは
榎本博明
これまで当たり前のように毎日通勤していたのに、新型コロナにより在宅勤務を強いられ、心身の不調を自覚する人たちが増えている。こうした中で、「コロナうつ」という言葉も使われるようになった。新型コロナの感染はいまだ終息する気配はなく、在宅勤務はまだまだ続く可能性が高い。心身の不調を防ぐためにはどうすればいいのか。
在宅勤務が長引いても、「コロナうつ」にならない方法とは
子どもに折れない心を身につけさせる「習慣の力」とは
榎本博明
「少しずつの積み重ねでしか自分を超えていけない」というのは、イチローが昨年の引退会見で自らの生き方について語った言葉です。これは子育てにおいてもまさしく当てはまります。『伸びる子どもは〇〇がすごい』(日経BP社)の著者である榎本博明氏は、習慣の威力はとてつもなく大きく、子ども時代にレジリエンスを身に付けることがいかに大事かを説きます。
子どもに折れない心を身につけさせる「習慣の力」とは
「逆境に強い子ども」を育てるために、親がすべきこととは
榎本博明
コロナ禍の影響で、親子で過ごす時間が増えると、どうしても子どもの欠点ばかりが見えてきてしまうもの。しかし、あなたの子どもに一番影響を与えているのは、他ならない親自身なのです。『伸びる子どもは○○がすごい』(日経BP社)の著者の榎本博明氏は、今は、自分自身を見つめなおすべきと語ります。
「逆境に強い子ども」を育てるために、親がすべきこととは
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