榎本博明
多くの職場で見かける偉そうな態度の社員。それが上司ならまだしも、同僚であれば、職場におけるストレスの原因にもなりかねない。こうした問題社員たちにどう対処すればいいのか。

どんな職場にもいる「人の手柄を平気で横取りする社員」。なぜ臆面もなくそんなことができるのかと疑問に思う人も多いだろう。その心理メカニズムはどうなっているのか。

心の不調に悩む人が急増している。その原因の1つは、IT化で仕事の合理化が進み、職場から「笑い」が消えたことにある。こんな話をすると、「何を言い出すのか」といぶかる人もいるかもしれない。しかし、科学的データはそれを裏づけている。ストレスに強い職場をつくるには「笑い」を増やす必要がある。

第27回
燃え尽きるというと中高年を思い浮かべる人が多いだろうが、やる気に満ち溢れた若手が、突然燃え尽きたかのような意欲低下を示し、それが早期離職につながることもある。なぜ「生きる意味」を見失う若者が後を絶たないのか。

第26回
これまで頼りにしていたベテラン社員が突然やる気をなくしてしまい、困惑する経営者も少なくない。そのような人の心の中では、いったい、何が起こっているのかについて考えてみたい。

第25回
かんぽ生命の不適切な保険販売問題で、保険の乗り換え時に顧客が不利益を被る事例が多数見つかり、話題になっている。そこには、「過剰なノルマ」で締めつけられ、契約者を騙してでも販売をしなければならない局員の苦悩が滲み出ている。このような事態に陥るのを防ぐには、どうすればよいのだろうか。

第24回
「細かく指示しないと部下が動かなくて困っている」といったように、部下に対する上司の不満はよく耳にすることだろう。特に職場の雰囲気が悪いケースでは、実は部下も上司に対して不満があり、上司と部下のちょっとしたすれ違いで人間関係がこじれていることが少なくない。では職場の雰囲気を改善するには、どうすればいいのだろうか。

第23回
入社3年以内に退職していくことを「早期離職」と呼んでいるが、皆さんの職場でも早ければわずか数ヵ月で職場に見切りをつける新人がいることだろう。前回は「やりたい仕事病」のケースを取り上げた。今回はそれとは異なるケースを紹介しよう。

第22回
新人が現場に配属されてしばらくすると、様々なトラブルが続出する。その典型の1つが、やりたいことと現実の業務とのギャップへの不満だ。人手不足といわれる中、せっかく採用した新人がすぐに辞めてしまうのは企業にとって大きな痛手だ。同じ失敗を繰り返さないようにするにはどうしたらいいだろうか?

第21回
新人の対応に頭を悩ます管理職や経営者が非常に多くなっている。そこで今回は、よくありがちなケースについてみていきたい。

第20回
最近の若手を見ていると、遠慮なく「できるアピール」する者が目立つ。上司は彼らの発言を真に受けて仕事を任せてみると痛い目に遭ったり、あるいは仕事のリスクを回避するため彼らの主張を聞き入れないものの、拗ねられても困るため、その扱いに悩んだりしているといった話を多くの職場で耳にする。皆さんの職場でもそんなことはないだろうか。

第19回
部下からパワハラや過重労働とみなされることを恐れ、横暴と思われないように表面上の言葉づかいばかりを気にしすぎるあまり、実は部下のヤル気を削いでしまう。そんな話が少なくない。皆さんの職場でも、部下たちはヤル気をなくし、活力の乏しい沈滞ムードに陥っていないだろうか?

第18回
経営者たちの会で講演をしていると、「従業員の質が落ちている」「モチベーションが上がらなくて困っている」といった声を耳にすることが少なくない。そこで今回は、どうすれば従業員たちのやる気を引き出せる職場になるのか、事例を交えて紹介したい。

第17回
皆さんの職場でも経営者に限らず、その部署の中心人物の暴走によって組織を牛耳られてしまい、仕事の進め方、意思決定の誤りなどで悩まされているビジネスパーソンも少なくないだろう。そこで今回はそんな上司の暴走を止めるために、どんな方法がリスクを回避できるのかについて考えてみたい。

第16回
「感情的な言葉を連発し、敵対勢力を徹底的にこき下ろす」トランプ型の手法が世の中に広がりつつある。そこで今回はトランプ型の手法に左右されやすい人はどんなタイプなのかにスポットをあててみた。これが実は職場と共通する面もあるので、その心理を説き明かしていくことにしよう。

第3回
SNS時代を迎え、ブログ等から自身の出来事や情報を発信しやすくなりました。あるブログの内容が良かったので祝福コメントを入れようとした時、好意的にとらえていない人の書き込みを見て、嫌な気持ちになったことはありませんか?今回はネット社会が生み出す心のひずみについて『ビジネス心理学100本ノック』の著者・榎本博明氏が解説します。

第15回
不祥事報道を見ていると、現場では高品質、低コスト、納期厳守と言われつつも、経営者からの利益追求のプレッシャーもあり、品質が軽視されているようだ。その結果、誠実かつ丁寧な仕事にこだわるといった日本人の働き方が壊されてしまったのである。そこで今回は、日本の組織特有の「みんなで話し合って決める」議決方式について考えてみたい。

第2回
今どきの若い社員を見ていると、「自分の時間を大切にしたい」というドライな人が多いのか、それとも意外にも上司と触れ合いたいという人が多いのか、上司の皆さんは気になるのではないでしょうか。そこで今回は今どきの若者が上司とのかかわりを嫌っているのかどうかについて、『ビジネス心理学100本ノック』の著者・榎本博明氏が解説します。

第1回
職場の慣習、規則などでおかしいと思うと黙っていられない人、チームでやった業績も自分1人でやったかのようにアピールする人…など、「ややこしい人」に悩まされていませんか?心理学博士・榎本博明氏の著書『ビジネス心理学100本ノック』からそうした人たちの心理を分析し、どう対処していけばいいのかを明かします。

第14回
どんな職場にも文句が多い攻撃的な上司(特に中間管理職)はいて、理不尽に叱られたり、難癖を付けられて企画のNGを連発されたりした経験を持つ人は少なくないだろう。そこで、今回は文句が多く攻撃的な上司を3タイプに分け、その特徴と対処法を紹介しよう。
