片田江康男
【特別編】
五大法律事務所の中で、独立心旺盛な弁護士が多数在籍するといわれる森・濱田松本法律事務所。これまでも日本の法曹界を代表するような有名弁護士を多数輩出してきた。一方で、組織力を保つために事務所をまとめるのは、五大の中で最も難しい事務所なのかもしれない。事務所トップの棚橋元・弁護士に話を聞いた。

【特別編】
4月、2024年をめどに相続登記を義務化する関連法が成立した。これにひそかに沸き立っているのが司法書士業界だ。すでに司法書士の元には問い合わせが入り始めており、バブルのにおいがぷんぷんだ。過払い金返還請求に次ぐ、大量の依頼が舞い込むことも予想されている。

#12
実際に社労士に仕事を頼むと幾らかかるのだろうか。そこで、顧問料やスポットでの手続き依頼について料金相場を調べた。また、付き合うべき社労士の見分け方には、どのようなポイントがあるのだろうか。

#10
社会保険労務士法人や行政書士法人などを傘下に持つSATOグループ。代表の佐藤良雄氏は“良いものを高く”が常識の士業の世界で、“良いものを安く”というモットーを掲げ、グループを拡大している。他の社労士法人と一線を画す、SATOグループの戦略を聞いた。

#8
かつて「四大」といわれた大手事務所の一角に食い込み、「五大」体制としたのがTMI総合法律事務所である。そのTMIには現在に至るまで、四大出身の大物弁護士らが続々と参集する。創立メンバーで代表を務める田中克郎弁護士と、遠山友寛弁護士に話を聞いた。

#5
司法書士の専業である登記申請。この登記マーケットに弁護士が起業したリーガルテック企業が参入し、司法書士会に緊張が走っている。過去、何度も職域を巡り、つばぜり合いを繰り広げてきた司法書士と弁護士の戦いが、再び勃発しようとしている。

#2
新型コロナウイルス感染拡大で、雇用調整助成金の申請と受給は爆発的に伸長。申請手続きを担った社労士たちには空前のバブルが訪れた。しかしそれは、容赦ない淘汰時代の幕開けにもなりそうだ。

7月2日、明治安田生命保険の社長グループCEOに永島英器氏が正式に就任。8年ぶりの社長交代となった。力強いリーダーシップを発揮し、業界内でもその発言が常に注目されていた根岸秋男会長の後を引継ぎ、どのような考えで明治安田生命保険を引っ張るのだろうか。

新型コロナウイルスの影響をもろに受けた2020年度。大手生保各社は主力の営業職員チャネルが緊急事態宣言の影響で全く読めない異常事態となった。また世界的な低金利環境が長期化することが決定的となり、運用環境は芳しくない状況が続く。そんな2020年度の決算を、大手4社を中心に分析していく。

損害保険会社にとって、災害と自動車事故が激減した2020年度は、好業績となる条件がそろった年だった。だが最大手の東京海上日動火災保険は経常減益。その背景を読み解いていく。

#3
パナソニックOBが主導する乗っ取り計画の標的となったNCホールディングス。渦中の社長は、パナソニックOBらの手口と薄っぺらい事業計画に怒り心頭だ。一連の戦いの経緯について話を聞いた。

#1
6月24日にパナソニック9代目社長に就任する楠見雄規CEO。その楠見次期社長に頭の痛い問題が降りかかっている。パナソニックOBによる「上場企業の植民地化」計画が進行しているのだ。しかもその標的となった企業とは、楠見家と深い関係にある。パナソニック次期社長の頭を悩ませる騒動の内幕を明らかにする。

#7
マイカーの活躍機会が減って丸1年。自動車事故は急減し、損害保険会社の保険金支払額も軒並み激減した。自動車保険は既に保険料の値下げが始まっており、今は見直す絶好期だ。

#1
あまたある生命保険商品から、自分に合った保険をどう選び出せばいいのか。その鍵を握るのは、三つの商品トレンドと保険選びの鉄則を押さえること。これさえマスターすれば、損することはなく、旬な保険を選ぶことができそうだ。

金融庁総務企画局審議官(市場担当)や財務省関東財務局長などを歴任して2017年にSBIグループに転じ、現在傘下に生命保険会社、損害保険会社、少額短期保険会社を持つSBIインシュアランスグループ会長兼社長を務める乙部辰良氏。コロナ禍で生保・損保は大きな環境変化に直面しているが、どのように事業環境を捉えているのか。話を聞いた。

#21
保険商品の中でも最大の激戦区、医療保険。「週刊ダイヤモンド」の商品ランキングでも評価が高いのが、三井住友海上あいおい生命保険の医療保険だが、他生保が続々と新商品を投入する中で、2021年4月1日に就任した加治資朗新社長はどのような戦略で臨むのか、話を聞いた。

#20
2021年4月に就任した三井住友海上火災保険の舩曵真一郎社長。就任後の代理店会へのあいさつで、早速、改革の必要性を訴えたという。生き残るプロ代理店の条件をどう考えているのかを聞いた。

#19
生命保険業界で、乗り合い代理店市場は最も競争が激しく、今一番熱い市場だ。朝日生命保険の子会社として2021年4月に設立されたなないろ生命保険は今年、最後発として参入する。そのマーケットで勝ち抜くための戦略を石島健一郎社長に聞いた。

#18
デジタル化や顧客ニーズの変化に対して、代理店はどうあるべきか。損保会社として代理店の経営サポートはするが、代理店経営者もしっかり考えてもらいたいと西澤敬二・損害保険ジャパン社長は話す。その考えを聞いた。

#15
生保業界のガリバー、日本生命保険。営業職員チャネルに対して大きな制度変更は行わず、人数を増やすと明確な方針を掲げている。また、代理店チャネルを開拓すべく設立した子会社のはなさく生命保険への評価は、「1勝1敗」と言う。清水博社長が描く営業政策について、真意を聞いた。
