西田浩史
#10
早稲田大学と慶應義塾大学の両大学に合格した場合の進学率は大学全体で見ると、慶應大に軍配が上がり続けている。しかし、文学部同士といった同系統学部での進学率となると、事情は変わる。早稲田大が大逆転劇を巻き起こしているのだ。勢いづく早稲田大は、大学全体での劣勢を覆す次の一手を繰り出した。

#9
首都圏で最難関の私立大学群といえば、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学で形成する「早慶上理」だ。この4大学において、受験難度の格差が拡大している。首都圏の難関私立大学について、ベネッセコーポレーションの協力で1982年以降42年間の偏差値の推移をまとめ、大学通信の協力で一般選抜入試の実質倍率を10年前と比較した。

#8
東の津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学、西の京都女子大学、同志社女子大学、神戸女学院大学という東西の「女子大御三家」が栄華を誇った時代は終焉した。では、現代において女子大御三家を「食う」大学とは?女子大について、ベネッセコーポレーションの協力で1982年以降42年間の偏差値の推移をまとめ、大学通信の協力で一般選抜入試の実質倍率を10年前と比較した。

#7
青学大に成績中の上・受験勉強ゼロで逆転合格!自己推薦型入試で息子が「親に感謝」と語る深い理由
小学生のときは問題児。成績は中の上。自己推薦型のAO入試で和光高校に入り、大学受験に向けた勉強は皆無。そんな学生が一発逆転、首都圏の難関私立大学群「MARCH」の一つである青山学院大学に合格した。本人いわく「受かる自信しかなかった」。青山学院大コミュニティ人間科学部2年生の栗山多聞さん(20歳)が一発逆転合格が“必然”だった理由を明かした。

#6
自己推薦型の「総合型選抜入試(旧AO入試)」では、併願の詳しい攻略法が一般に知られていない。受験を指導する高校側が併願に消極的だったり、入試形式が複雑だったり、受験ルールに本音と建前が存在したりするためだ。併願先をどのように組み合わせればいいのか。高校が調査書を1通しか発行してくれない場合、どう対処したらいいのか。この二つに答えを出す。

#5
学習院大学と学習院女子大学を統合すると、「学習院女子大に入学して、学習院大を卒業する」という学生が一時的に出てくる。その“お得期間”は?また統合後、“女の園”にあるキャンパスはどうなるのか。

#4
学習院が女子大を統合「10年前から将来計画を考えていた」学習院院長がメディアに初激白!
2027年に創立150周年を迎える学習院。この節目のタイミングで、学校法人学習院は学習院大学と学習院女子大学を統合することを決めた。耀英一・学習院院長が統合発表後、初めてメディアに登場。統合決断に至った経緯を明かした。

#1
推薦を主体とした「年内入試」シフトが進み、学校推薦や自己推薦による推薦入試の入学者数が一般選抜入試の入学者数を上回るようになった。追い風が吹く自己推薦で受験する「総合型選抜入試」において、従来の偏差値は通用しない。そこで首都圏の大学が実施する総合型選抜入試の特色と難度をつまびらかにした。

#6
大学再編によって医学部の学閥勢力図がどう塗り替えられるかをシミュレーション。大阪大学の阪大閥、名古屋大学の名大閥を脅かすのは?全国82の医学部を7エリアに分けて学閥マップを作成し、今回は西日本編として「関西」「中部」「中国・四国」「九州・沖縄」のマップから学閥異変の詳細をお伝えする。

#5
東京大学の東大閥、慶應義塾大学の慶應閥、千葉大学の千葉大閥という、首都圏医学部御三家の学閥が弱体化しつつある。その引き金は何か。全国82の医学部を7エリアに分けて学閥マップを作成し、今回は東日本編として「首都圏」「北海道」「東北」のマップから学閥異変の詳細をお伝えする。

2021年、国公立大学を中心とした入試の大改革が実施される。これは共通1次試験から大学入試センター試験へ移行して以来、約30年ぶりの入試改革となる。改革まで2年と迫る19年は、その骨子が分かる年となりそうだ。
