森上教育研究所
第36回
イエズス会の世界的なネットワークが次の「栄光学園」を創る
男子御三家と称される県内の私立男子中高一貫校のうち、2校は戦後生まれのカトリック男子校であり、こうした例は全国的に見ても神奈川だけだ。ライバルである聖光学院(横浜市西区)とは何が異なるのか。栄光学園ならでは、というその姿を見ていこう。

第35回
居心地の良い空間にあふれた「栄光学園」のキャンパス
オンラインで映像を何度も見るより、一度学校に足を運んでその場に身を置けば、開放的で広がりを持つキャンパスに誰もが魅了されることだろう。神奈川男子御三家の一つである栄光学園は、創立75周年を迎えたいま、次のステップに踏み出そうとしている。

【中学受験への道】第135回
中学受験「3つの利点」、子どもの成長に生きる!
2022年中学入試が終わった。新たに通塾を始めた新小4・小5生、23年入試が1年後に迫る新小6生にとっては、小学校の新学年よりひと足早く、3月から中学受験の新しい年度が始まっている。中学受験に浪人はない。人生一度だけの受験体験をすることの意味は何か。森上教育研究所の森上展安代表と、中学から大学受験まで広く指導経験を持つ石田浩一先生の対談を通して、そのことを改めて考えてみたい。

【中学受験への道】第134回
首都圏「中学受験2022」を総括、史上最高水準の受験比率となった2月1日入試
コロナ禍で2回目となる2022年中学入試がほぼ終わった。その結果を見ると、年末の四模試結果でもうかがえたように、21年比で大幅に受験者を増やしている。特に埼玉は+18%と劇的に増加、東京も+3.5%で盛況だった。受験した小6の割合も過去最高水準だった。首都圏中学入試の状況を総括していこう。

【中学受験への道】第133回
東京「男子御三家+駒場東邦」の入試算数で問われたこと【中学受験2022】
前回は東京女子御三家の算数入試問題を解いてみた。今回は男子御三家と駒場東邦である。各校ごとに特徴があり、同様の問題は他校でも出題されることがあるので、小5生が1年後の受験を目指して、いまのうちからその考え方を知っておくのも大切なことだろう。

【中学受験への道】第132回
東京「女子御三家」の入試算数で問われたこと【中学受験2022】
新型コロナ禍2回目となる首都圏の中学入試もほぼ終了した。中位校を中心に、これまでで最大規模の受験生が臨んだものの、安全志向もあってか、難関・上位校の志願状況は全体的に緩和傾向だった。2021年に続き、東京男女御三家+駒場東邦の算数問題を、入試が行われた1日夕方からライブ配信しながら即興で解いた中から、小5生でも取り組めそうな22年入試の特徴的な問題を、解説も交えながら見ていきたい。

【中学受験への道】第131回
東京・神奈川「中学受験」2月2日以降の最新状況【2022年入試版】
これまで2月1日の東京と神奈川入試について、午前と午後に分けて取り上げた。今回は、2月2日~6日の注目の入試について見ていく。新型コロナの爆発的な感染拡大は、ここ数年来強まっていた短期決戦志向をさらに強める方向に作用するものと見られ、2日午後と3日の入試に人気が集まりそうだ。

【中学受験への道】第130回
東京・神奈川「中学受験」2月1日午後の最新状況【2022年入試版】
前回は2月1日午前の東京と神奈川入試について取り上げた。今回は毎年その数を増している2月1日の午後入試である。その多くが前日の1月31日まで、中には2月1日の昼過ぎでも出願を受け付けており、“駆け込み受験”にも万全の構えとなっている。そのため、どこまで志願者が増えるのか、現時点では定かではないが、26日時点での情勢を12月実施の四模試の結果も踏まえながら見ていこう。

第34回
北区赤羽にインターの風「サレジアン国際学園」への大変身
共学化と校名変更で、私立中高一貫校が全く新しい学校に生まれ変わる例が毎年のように現れる。この4月から、北区赤羽にある星美学園は、「サレジアン国際学園」として新しいスタートを切る。ローマに本部を置く女子修道会が母体という国際的なネットワークも生かしながら、まるでインターナショナルスクールのようなクラスも新設、授業スタイルも問題解決型のPBL(Project Based Learning)教育に衣替えする。“城北のお嬢さん学校”はこれからどのように変身しようとしているのか。

【中学受験への道】第129回
東京・神奈川「中学受験」2月1日午前の最新状況【2022年入試版】
いよいよ東京・神奈川の中学入試が始まる。オミクロン株による過去最大級の感染拡大の結果、首都圏1都3県にまん延防止等重点措置が適用された。2021年に続いて、感染防止に万全の対策を取りながらの受験となる。Web出願の浸透で、入試前日深夜、学校によっては当日の出願まで可能となっているため、現時点で志願者数が確定した入試は少ない。22年はどのような出願情勢にあるのか、12月実施の四模試の結果も踏まえながら見ていこう。

第33回
多彩な進学先を確保する「横浜女学院」の高大連携戦略
横浜山手の丘の上には4つのキリスト教主義の女子中高一貫校がある。横浜女子御三家ともう1校、横浜女学院である。日当たりの良い校舎からは、関内~みなとみらい21地区までが一望でき、夕暮れ時には赤富士も映え、夜景の隠れたスポットでもある。この見晴らしのいい学校は、中堅女子進学校として高大連携に積極的に取り組み、多彩な学部学科を生徒の選択肢として用意することで、女子校の新しいスタイルを実践している。

【中学受験への道】第128回
まだ本調子ではない「千葉・中学受験」の最新状況【2022年入試版】
1月10日の埼玉に続き、20日からは千葉の中学一般入試が始まる。オミクロン株が蔓延し、新型コロナ禍第6波の最中での受験となった。2021年入試では多くの学校が志願者数を減らした千葉は、22年はどのような情勢にあるのだろうか。12月実施の四模試の結果も踏まえながら見ていこう。

【中学受験への道】第127回
首都圏皮切り「埼玉・中学受験」は、21年を上回る勢い【2022年入試版】
1月10日の埼玉から、2022年首都圏中学一般入試が始まった。年が明けて国内にオミクロン株が広がり始め、新型コロナ禍の第6波に向き合いながらの受験シーズンの開始となった。緒戦である埼玉の出願状況や初日10日の様子を見ていこう。

【中学受験への道】第126回
「明大付属校」が、ほぼ半世紀ぶり世田谷に
暮れも押し迫った12月23日に公表された明治大学と日本学園の系列化基本合意は、三つの点から注目される。MARCHのような私立難関大学でも学生確保のため戦略的な取り組みが求められている点、小規模で中位の男女別学校が生き残りを図るための手段が限られている点、そして中学受験が盛んな世田谷区が舞台という点である。

第32回
伝統校「麹町学園女子」の活路を開いた“高大連携コース”の次なる展開とは
付属・系属校ではないのに、包括的な高大連携で多くの生徒を進学させる「コース方式」は発明と言っていい発想だった。大阪の名門女子校を生徒のニーズと時代に合うよう変革したのち、東京の伝統女子校も一気呵成(かせい)に変身させた山本三郎校長は、半世紀に及ぶ女子中高一貫校での経験から、今後の高大連携のあり方を模索している。

【中学受験への道】第125回(簡易版)
全国公立校「国公立100大学合格力」ランキング・ベスト10!3位府立三国丘、2位道立札幌南、1位は?【2022年入試版】
「国公立100大学合格力」「難関私立大学合格力」「国公立医学部合格力」という三つの合格力の全国ランキングを見てきた。2021年最後の連載となる今回は、それらの中から公立校を抜き出して、都道府県ごとに公立進学校の現状を見ていきたい。伝統校が並ぶ中、中高一貫校に衣替えした公立校の姿が散見できるのも、令和ならではといえるかもしれない。

【中学受験への道】第125回
全国公立校「国公立100大学合格力」ランキング・ベスト50【2022年入試版】
「国公立100大学合格力」「難関私立大学合格力」「国公立医学部合格力」という三つの合格力の全国ランキングを見てきた。2021年最後の連載となる今回は、それらの中から公立校を抜き出して、都道府県ごとに公立進学校の現状を見ていきたい。伝統校が並ぶ中、中高一貫校に衣替えした公立校の姿が散見できるのも、令和ならではといえるかもしれない。

【中学受験への道】第124回(簡易版)
全国高校「国公立医学部合格力」ランキング・ベスト10!3位東大寺学園、2位ラ・サール、1位は?【2022年入試版】
前々回は「国公立100大学合格力」、前回は「難関私立大学合格力」をお送りした。今回は「国公立医学部合格力」である。“西高東低”の国公立、“東高西低”の難関私立と様相が異なり、“私多公少”が際立っている。ランク変動もそれなりに見られた。合格・入学イコール医師への道という医学部進学の実態を見ていこう。

【中学受験への道】第124回
全国高校「国公立医学部合格力」ランキング・ベスト50【2022年入試版】
前々回は「国公立100大学合格力」、前回は「難関私立大学合格力」をお送りした。今回は「国公立医学部合格力」である。“西高東低”の国公立、“東高西低”の難関私立と様相が異なり、“私多公少”が際立っている。ランク変動もそれなりに見られた。合格・入学イコール医師への道という医学部進学の実態を見ていこう。

【中学受験への道】第123回(簡易版)
全国高校「難関私立大学合格力」ランキング・ベスト10!3位鴎友学園女子、2位都立小石川、1位は?【2022年入試版】
前回は「国公立100大学合格力」による全国高校ランキングをお届けした。今回は「難関私立大学合格力」である。こちらは対象となる大学が首都圏に多いため、“西高東低”の国公立とは反対に“東高西低”なのだが、21年はその傾向がさらに加速している。また、順位変動も激しかった。それはなぜなのか。
