新山勝利
7月23日(土)と8月4日(木)は、「土用の丑(うし)の日」に当たる。今年は土用の丑の日が2度あるため、うなぎ屋にとってはまたとないビジネスチャンスだ。食べる機会が増える人も多いだろう。そこで今回は、うなぎにまつわる数々の「通説」を徹底検証する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が全世界に拡大してから2年半の月日が流れた。コロナ禍の中でさまざまな問題に対処してきた日本のラーメン店はどのように変わったのだろうか。感染リスクが高いといわれる券売機や、「ラーメン1000円の壁」の動向を中心に、ラーメン業界の最新事情を追ってみたい。

味もよくてリーズナブルなイタリアン・レストラン、サイゼリヤ。実は、ここの人気メニューは、本場のイタリアン・レストランにはないものが少なくない。日本独自メニューの誕生秘話をひもときながら、サイゼリヤの人気の秘密を徹底検証する。

それは突然の告知だった。スウェーデン料理、スモーガスボードの日本で唯一の専門店「レストラン ストックホルム」が、今年5月29日で51年の歴史に幕を下ろした。この閉店で、日本からスモーガスボード専門店が消えてしまった。実は、スモーガスボードは、日本の「バイキング料理」の元祖だ。バイキング料理発祥から現在に至るまでの、スモーガスボードの歴史をたどりながら、閉店の背景を探っていこう。

今年3月、山盛りの麺と野菜で有名な「ラーメン二郎」のドキュメンタリー番組が放送された。元々「二郎」は、メディアの取材を拒否することで有名だった。なぜ「二郎」がマスコミ嫌いになったのか、そしてなぜ今回は取材に応じたのか。その理由を探りつつ、「二郎」をめぐる数々の都市伝説を検証していこう。

「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスの社内報で、一瀬邦夫社長が社員に向けメッセージを発信した。その内容が報道され、SNSなどで「炎上」する事態になっている。これは、接客のあり方を問い直す事件といえるのではないだろうか。他社の事例も分析しながら、接客のあるべき姿を考えてみたい。

スーパーやコンビニエンスストアに行くと、有名な人気ラーメン店が監修したカップ麺や冷凍食品を目にすることがよくある。お店の「自慢の味」が忠実に再現されていて、しかも安価で手軽に食べることができてしまう状態だ。これでは、わざわざお店まで行って「本物」を食べる必要がなくなってしまう。そのようなリスクを冒してまで、なぜラーメン店は商品化に踏み切るのか。その実態を探った。

今年の大晦日も人気番組『孤独のグルメ』スペシャルが放映される。そこで本稿では、これまでの9シーズンで五郎が食事をした店を全て調べ、全194食(店)のジャンルをランキング形式で集計した。集計作業の過程では、意外な料理を一度も食べていないことが明らかになった。この他、飲食店のマーケティングのプロの目線から、同番組の魅力をお伝えする。

今年11月、宮城県登米市の子ども園に刃物を持った男が侵入する事件があった。このときに活躍した合言葉が「いかのおすし」だ。もちろんこれは「イカのお寿司」を表す言葉ではない。このような隠語は、飲食店にも数多く存在する。隠語を通して、飲食店の文化や歴史を考えてみよう。

東京都では12月以降、飲食店(認証店)への利用人数の求めを、それまでの1グループあたり4人までから倍となる8人までに拡大した。9人以上は、ワクチン接種証明などを活用するよう呼びかけている。今後、居酒屋の客足は戻るのか。居酒屋で働くスタッフの声から状況を探った。

10月1日に緊急事態宣言が解除され、酒類提供の制限が緩和された。しかし、飲食店の話を聞いてみると、かつての活況には程遠く、なかなか回復の道筋が見えないという。複数の飲食店関係者から情報収集を行った筆者が、苦悩の実態を報告する。

食べログの評価基準を考えれば、実は低評価や未掲載店でも隠れたおいしい飲食店は存在する。そんなお店を足で稼いで取り上げる、人情味あふれる深夜のテレビ番組が好調だ。

コンビニエンスストアや外食チェーンの商品開発の秘密や、人気ランキングを取り上げたテレビのバラエティー番組をしばしば目にする。これらは視聴率がどんなに低位に張り付いても、打ち切りにならないマジックがある。テレビ局にとって、視聴率以外の「うまみ」があるからだ。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、飲食店がクラファンを行うケースが増えてきました。その一方で、「生涯無料パスポート」を見返りとした水戸市の納豆ご飯専門店のクラファンが裁判沙汰になるなど、飲食店側と支援者側にとってのリスクも存在します。

2019年12月、「いきなり!ステーキ」の店舗に経営不振の実情を訴えた社長直筆の張り紙が全店舗に掲出され、SNSを中心に炎上する結果となりました。そして2021年2月12日、「いきなり!ステーキ」などの飲食業を展開するペッパーフードサービスは、2020年1年間の決算を発表。そこに記載された数字は衝撃的なものでした。

大型の飲食店チェーンが、首都圏だけでも1000店を優に超えようとする閉店状況に陥る中、「空き店舗」はどのように活用すればいいのだろうか? マーケティングにおける「競争戦略」を切り口にして、空き店舗の今後の展開方法を大胆予測してみたい。

令和2年度の「現代の名工」に、94歳の日本最高齢のバーテンダー、井山計一氏が選ばれた。伝説のカクテル「雪国」が生まれた背景を追うと、全国のバーテンダーが知らない真のレシピと由来に関する意外な事実がそこにあった。

220万人のフォロワーを巻き込み、死について考えるムーブメントを作った4コマ・マンガ『100日後に死ぬワニ』。しかし、最終話掲載直後にグッズ販売など、今後の商業展開を怒涛の勢いで発表したことで、感動ムードは一変、「電通案件ではないか」と大炎上した。しかし、一連の流れを丁寧に検証していくと、電通案件とは考えにくい3つのポイントがある。

いよいよ最終回を迎える『グランメゾン東京』。ドラマをさらにディープに楽しむために、フランス料理の奥深い世界を中心に、「ちょい足し解説」で推理してみた。
